横須賀市久里浜 ピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」のブログ

神奈川県横須賀市久里浜のピアノ教室。
ピアノを通して 子どもたちの心の成長や
アトリエでの様子をお届けしています。

私自身が反省

2018年07月28日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
  教室ブログへ ようこそ


ここ2~3日は、秋を感じさせるほど、涼やかな風が吹いています。
やはり、身体がホッとします。


今回は、楽しい報告ではなく
自分への戒めとして、敢えて記事にしました。


小学2年生のAちゃん。 今年の発表会前から
ぐんと演奏面の成長がみられるようになっていました。

以前はドレミ読みに苦戦していたり
練習習慣も、定着がなかなか難しそうな期間もありました。

定番のテキストを一旦ストップして、他のテキストを
差し込んでいき、再び定番テキストへと戻って
レッスンができるようになり、練習量も増えて
習慣づけもできるようになっていました。

きっとそこには、お家のかたの声かけなど
心強いサポートもあったはず。

発表会後も、新たな目標を作り次へのステップへと
進めていっていました。

基本的な拍、拍子の感じ取り方、指の使い方など
細かなところにも目を向けていくよう
指導していっていましたが。

Aちゃんの良いところを発揮できるよう引き上げたい
・・・・という私のおもいが いつしか
Aちゃんの気持ちを上回ってしまい、空回りしかかっていました。

寄り添った指導は、私の「つよみ」とするところでもありますが
常に、その子その子のペースや、性格、健康状態、
友人関係、など、様々なことが頭の中を駆け巡ります。

寄り添う・・・・決して甘やかしたり、べったり貼りつくわけでもなく
時には、自分の足で歩めるように考えてもらったり

そんな絶妙な関係でありたいと 心がけていた、はず・・・。


でも、



今回は、ズレを生じてしまいました。



そして、即座に、私は、謝りました。
「ごめんね、苦しくさせてしまったね。
 ピアノ、弾くの辛くなっちゃった?」


Aちゃん・・・、首を横にふりました。

ありがとう。



これで、全てOKではありませんが
私自身を省みる時間を下さったことに感謝し
もう一度、Aちゃんのピアノへの気持ちを
取り戻して歩んでいけるよう
そして、掲げた目標を達成できるように
導けたらと思っています。



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実行する力

2018年07月21日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
教室ブログへ ようこそ。

連日の暑さ。猛暑を超えた酷暑ですね。


学年が上がった今年度になって、
どうも練習が以前に比べて少なくなっていたAくん。

先週、そのことを尋ねてみると
やることがいっぱいあって、練習する時間が取れない…という。

そこで、下校してから寝るまでの生活時間を聞いてみた。

確かに、今の状況では練習時間が取れない。
そして、何より練習できていないために、
ピアノを弾くことが苦しくなっている


で、さらにAくんに聞いた
「もう、ピアノはギブアップ?」
(実は、これAくんだから投げ掛けられる質問。
誰にでも同じ様には投げられない)

案の定、完全否定

おぉ、ではでは改善の余地はたっぷりあるじゃないの、と私の心の声。


ということで、「時計」と「ホワイトボード」をキーワードに、
まずは1週間を過ごしてきてもらうことに。

計画表などたてません、計画倒れになるだけなのでね。

何より実行するかしないか。そこは、本人に任せました。

そして、昨日のレッスン。
「宜しくお願いします!」の声のトーンからもう違う。

えっ、なになに?

そして、レッスン終わりに再度尋ねた。
「今週の生活時間はどうだった?」

「先生が言ってくれたことをやってみた。
なんかね、これも終わった、これも…って、時計を見ることも増えた」
と、言いながら顔をくしゃくしゃにして涙ぐんでる。

「そう、良かったね。これ、先生の力じゃないよ。
君が実行した、自分の力だよ。
先生は、Aくんの音が戻ってきたことが嬉しいよ✨」


今日から夏休み。Aくんのクラスは、
学年共通の宿題+担任からの宿題があるそうで、
同じクラスのBくんも、宿題が多いと言っていた。

キーワードを忘れずに継続してくれるかな。

みんな充実の夏休みを送れますように。
あ、くれぐれも熱中症には気を付けて。

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イメージする力とコミュニケーション

2018年07月09日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
   教室ブログへ ようこそ


西日本の大雨の被害の大きさに驚かされると共に、
被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

そして、雨がやんでもこれからの暑い中での片づけなど
相当な時間と労力がかかると思います。
お辛い中での作業に、どうかどうか
体調をくずされないことをお祈りいたします。




7月6日 ヤマハ横浜にて、作曲家・轟千尋先生による
ピアノセミナーを受講してきました。

「ピアノの楽譜から、ほかの楽器の音色を想像する力を
身につけよう」のサブタイトルがつけられていたこのセミナー。

ピアノの楽譜を読むときに、オーケストラで使われている
多くの楽器に置き換えて音色、強弱、フレーズの捉え方を
イメージしていくことを教えていただきました。

そこには、作曲家ならではの「おもい」があり、
ピアノ楽譜に書き込めないその「おもい」を
受け手側の私達が、受け止められる力をつけていく
必要性も同時に教わりました。

決して、難しく捉えるのではなく、
まずは、ピアノ以外の楽器を知ること
(楽器の名前、その音の特徴、演奏の仕方・・・・など)

それをピアノという楽器で演奏するとき、
1人で演奏するけれども、
soloであったり、tuttiだったり、常にアンサンブルを
イメージして・・と。

そして、そのアンサンブルは
楽器演奏のみならず、他者とのコミュニケーション力をつけ
人との関わりなど、子ども達がこれから生きていく中で
必要とすることにも繋がる話にまで及びました。


2児のママさんでもある轟先生は、
暫くお休みしていたセミナーを再開され
これからも、積極的に各地をまわられることと思います。

作曲家からナマの声、その曲へのおもい、こだわりの一部でも
リアルタイムに聞けるという贅沢な時間でした。



さて、ここからは、それをアトリエの子ども達に
どのように下ろしていくか、
これが、楽しいんです、私は。
子ども達の反応も含めて。


今日も、素敵な1日を!




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足を運んで聞きに行く

2018年07月02日 | ピアノ
横須賀市久里浜のピアノ教室「音のアトリエ・YUKI」
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西日本では、梅雨前線や台風の影響で大雨に見舞われる中、
関東だけは6月中に梅雨明けして、連日真夏の様な暑さです。

7月になりました。 2018年も後半戦です。

外にでるのも億劫になる暑さの中、アトリエの生徒ちゃん2人を連れて
オーケストラとパイプオルガンの演奏を聴きにいってきました。


行きの電車の中では、最後尾車両に座れたので
2人とも、車掌さんの動きに釘付け。(笑)
アナウンス、ボタン操作、安全確認などなど
じ~っと見つめる2人の熱い視線に
車掌さんも ちょっぴり恥ずかしかったかも。

そんな2人も、会場に入った途端、
「うわぁ~、凄い、広い! 」
「何人入れるの?」

螺旋状に客席が配置されているミューザ川崎。
ホールの独特な形状にまず驚いた2人。
(バックステージ側から 客席を臨む)



そして、何より目についたのがパイプオルガン。

早速、傍に行って見てみました。





「あのボタンは何?」
「鍵盤が4段あるけれど、全部繋いだらどのくらいになるの?
「パイプは何本あるの?」
「どれが、一番太いパイプ?」


他にもどんどん、疑問が沸いてきます。
そうそう、これが、楽器に興味を持つ第1歩だよね。

これらの疑問は、プログラムの中に書いてあったり
演奏者からの解説で解決するものもありましたが
残った疑問は、調べてみようね。




この日は、ミューザ川崎の開館記念日、川崎市の市制記念日。
それに因んで「ハッピーバースデー」の曲がオーケストラにより
演奏されました。
そのあと、この曲が、リズムや曲調で雰囲気がどうかわるか、
マーチ風、ボレロ風、タンゴ風・・・など実験的な演奏もありました。

「オーケストラ入門」ということで、
楽器パートごとに 団員が着ているTシャツが色分けされ
視覚的にもわかりやすく

ある曲では、リズム担当パート、副旋律パート、主旋律パート・・と
曲を解体した状態でそれぞれ聞かせてくれたり と。

曲は、リズム、ハーモニー メロディーの組み立てから成り立つことを
目と耳から教えてくださいました。

パイプオルガンのコーナーでは、その音の大きさに
生徒ちゃん2人とも驚き、

一番太いパイプの音は、
音・・・というよりも空気の振動そのものを
体感できたり、

2人にとって、初めて耳にする楽器の音の迫力に
圧倒され、今日一番印象に残った様子でした。

最後は、身を乗り出すようにして聴き入っていた2人。
休憩時間なしの1時間あまりのプログラムは
あっという間に終わってしまいましたが
「プロの演奏をナマで聴く」

足を運んで聞きに行くことは、
楽器や音楽そのものの興味を持つことの第1歩。

夏休みに向けて、親子で楽しめる企画も各地で用意されています。
各ホールのホームページは、要チェックですよ。


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