盾 シールドを持っていますか?

2006年04月11日 | 独り言
村上龍がどうにも気になる。絵本として「盾・シールド」に目が止まり、その後NHKで美輪明宏と番組に出ていた。 やわらかくて傷つきやすい心を守る「盾(シールド)」を持っていますか?2人の少年・コジマとキジマ。別々の学校、職業を選んで大人になり、それぞれの道を行く。少年時代に出会った1人の老人が残した「盾・シールドが必要だ」という言葉だった今日のルールが、明日も通じるとは限らない。大会社に就職する一方突然のリストラに会い人生が180度変わってしまう。一方ひきこもりだったが犬好きだったこともあり犬の訓練士として生活する。村上氏はお金ではなく、好きな仕事で報酬を貰えるのは本当に数が少なく稀でありそれは幸せだと言う。幸せと不安はいつも隣合せだとも言っていた。一方、美輪明宏も数々の人生経験を送られて多くの人々へ芝居、講演会等を通して現代の様々な人間の生き方を説く。美輪氏が良く言う言葉に「正負の法則」がある。辛い思いを経験すれば必ずいいこと(正)があり、悪いことや人的に悪戯を働けば必ずそのしっぺ返し(負)があると言う。「人生、苦もあれば楽もある」という言葉に近い。幸せはいつまでも続かない、お風呂に入って気持ちいいといっても1時間も入っていればのぼせる、好物な食べ物も毎日続けば飽きる。常に幸せの横には不安があるのが人生だと言う。確かに!!と思った。シールドはいろいろな資格や免許等もそうだろうが人脈や、人と人との関わり方の良し悪しで大きく左右する。人生は長い、そして全てが成功して充足感に満ちている期間というのはほんの少しの時間かもしれない。今、自分自信も「シールドはあるのか?」と問われると即「あります」とは言い難い気がする。ただ不安があってそれを乗り越えた時に幸せがありその連続が人生なのかという気もする。そこに自分らしさのシールドがあれば大きな壁に当っても諦めないという精神を今後益々磨いていければと思う。
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