英国ボーディングスクール&ティーンエイジャー&お菓子教室

長女の英国ボーディングスクール留学準備に奔走中。自宅で開いている小さなお菓子教室、子供、愛犬のあれこれも綴ります。

台湾旅行その2 人・人・人・・・

2013-02-16 09:41:54 | 旅行
春節中だったせいか、台北市内は人通りが少なく静かだったので、この時期に旅行に来たのは正解かしら、と思っていたのですが・・・観光地はこんでいますよ、というガイドさんの言葉通り、故宮博物館、「千と千尋の神隠し」の街並みのアイディアのもとになったと言われる九份(きゅうふん)、台湾最大の夜市、動物園、西門(日本に例えれば渋谷)は人・人・人・・・でした。

故宮博物館の入り口。中は一切撮影禁止なのでこれしか写真はないのですが、ガイドブックに載っている「これだけは見ておきたい!」というお宝を見てきました。朝市が比較的ねらい目、とあったので、とにかく開館時間直後に行きましたが、それでも中国本土からの団体客がすでにいっぱい。でも、展示室の入り口で1団体ごとに入場制限をしていたので、ひとは多かったものの、展示物はちゃんと見て来れました。今までは博物館に行ってもわかったようなわからなかったような、だったのですが、小さいけれども精巧に作られている彫刻の技術の高さと芸術性にほれぼれとしました。
              

九ふんです。その昔はとても貧しく9戸しか家がなかったところだったそうですが、金が見つかり、ゴールドラッシュに沸いた町です。ここも狭い路地と階段にいたるところに人が詰まっていました。
湯ばばの温泉宿のモデルになったお茶やで一休み。日が暮れて赤い提灯に火がともると何とも言えない風情があります。
祝日だったので、ツアーバスは途中の停車場で路線バスに乗り換えて目的地まで行ったのですが、帰りのバスがどれもこれも満員で乗せてもらえません。ガイドさんがようやく停めて交渉して乗ったバスも満席どころか立っている人もぎゅうぎゅうで明らかに定員オーバー。それでも帰りたさに乗ったものの、発車してから山道を下っていくバスの中で「定員オーバーでブレーキが利かなかったり、バランス崩してこのまま崖を転がり落ちて行ったりして・・・」と思いだしたら、気が気じゃなかった・・・
          

台湾名物夜市。ただでさえ混んでいる道の真ん中に中洲のように揚げ物を揚げているブースがあったりして、これもこれでもしひっくり返って火でもつこうものなら逃げるに逃げられなく丸焦げだよなぁ、と怖くなったのだけど、後にも先にも進めず、とにかく早く通り抜けたいとばかり思っていました。でもお目当てのフライドチキンにたどり着き、屋台飯を味わって帰りました。
        

動物園はアジア最大の規模、と聞いていたので、人手が多いと言ってもぎゅうぎゅうになるほどではないよね、と思ったのが甘かった・・・混んでるなぁ、というのが実感。でも、パンダは人気があったけれどもスムーズに見られました。パンダ舎のトイレはドアもパンダ柄。かわいかったです。
        

極めつけは帰る直前に行った鼎泰豊本店!
           


台湾旅行その1 「わっ、昭和だっ!」

2013-02-16 01:02:01 | 旅行
2月12日から15日、3泊4日で台湾に行って来ました。12日はおりしも19回目の結婚記念日。そして年末のハルピン旅行と同じく、朝から雪。さらに19年前の結婚式当日も東京は25年ぶりの大雪で公共交通機関が止まった日。なんだか雪に縁があるような。でも今回は時間通り飛行機は飛び、無事台北に到着。空港から市内へ向かうバスの車窓から見えた風景はまるで昭和!オールウェイズ3丁目の・・・をリアルに見ているようでした。看板が漢字じゃなければ、ほんと、昔懐かしの風景です。
        
初日は着いたのが夜だったので、まずはホテル近くのこじんまりとした夜市を見学。この猥雑さはやっぱり台湾ですネ。
            
翌朝は朝市も見ましたょ。
近くの派出所の白バイがかわいく歩道に並んでました。
            
今回私が行った場所は特に「昭和」の所ばかりだったようですが、旅行中、ずっとほっこりした気分にさせてくれました。
台湾旅行記、まだまだしばらく続きます。

お金がない!?

2013-02-08 22:54:22 | 旅行
明日から中国は春節(旧正月)で連休に入ります。会社もばっちりお休みなので、家族で台湾に行くことにしています。人民元の両替が不便そうなので、あらかじめこちらで現金を用意しようと思い、一生懸命現地の交通費やら食費やら計算し、ようやく日本円で3万円程度替えていこうか、と決め、両替商の人にお願いしておいたのですが・・・今日、連絡が来て、日本円で7~8千円くらいしか替えられませんでした、と言われました。何でも銀行にいったけど、もう台湾ドルが出払っていたとか。いったいどんだけの中国人が台湾に向かうのだろうか・・・現地で中国人でこんでいるのは覚悟していたつもりだったけど、なんだか、その覚悟が甘いんじゃないかという不安が募ってきました。台湾旅行、大丈夫かぁ~?

ハルピンに行きました

2013-01-06 22:34:39 | 旅行

行った人は誰もが、氷祭りの会場の滑り台で子供がいっぱい遊んで楽しかった、というので、年末にハルピンに行きました。出発の日は青島は朝から雪。ちらつくことはあっても積もることはない青島の雪ですが、この日はなぜかずっと降りしきり、積もる積もる・・・昼過ぎまで空港は封鎖、最終的に8時間遅れで夜7時に着いたハルピンもこの日は雪が降っていました。ガイドに聞くと零下30度。現地の人ですら「今日は寒いです。」空港から車で市内に向かいましたが、市内に入ってくるとイルミネーションがなんとも幻想的で美しい!もともとロシア人が作った町ですから、異国情緒にあふれています。翌日は旧満州鉄道の鉄道局や社宅跡などを見に行きました。今でも現役の鉄道局に使われているので写真撮影は禁止でした。他にも日本人街だったところやロシア人居住地など、建築を見るだけで楽しそうなところはあったのですが、とにかく寒くて散策などとてもできず、スルーしてしまいました。有名な氷祭りはイルミネーションされてこそ、ということなので、夕方から見に行きました。これはこれで見たことのない世界で、ただただ、きれいでした。一見の価値あり、です。でもどうにもこうにも寒くて、みんなが言うほど会場では遊ぶこともできずに、一通り回って帰ってきてしまいました。翌日は帰りのフライトの時間まで、メインストリートにお土産を買いに行きました。当時一番の目ぬき通りだったところは、建物がやはりすべてロシア風。古くからのものもありますが、新しい建物でもロシア風のものでないと建てられないとかで、景観をよく維持してあります。「東洋のパリ」と言われるのもわかります。ただ、きれいな観光地で楽しい気分になった一方で、異国情緒のある町があるということは、他国に支配された歴史があるということなんだ、ということにも思い至りました。ハルピンは最初はロシアに支配されましたが、伊藤博文が暗殺されたというハルピン駅を見たときには、そこに日本の歴史の一端がしっかりと残っているのだ、と感じました。中国国内は比較的沿海部の都市を旅行してきたので感じるのかもしれませんが、ハルピン、大連はロシアや日本、青島はドイツ、香港はイギリス、上海に至ってはイギリス、フランスなど列強と言われた国々、と、異国情緒のある町=他国に支配された歴史なのだ、と思うと同時に、中国の歴史の激しさも感じるのでした。日本の横浜や神戸の異国情緒とは違うのです。