夕刊を読んでいたら、同性婚を認める法律が施行されたフランスで初めて男性同士のカップルの結婚式が行われた、とありました。場所は南仏モンペリエ。モンペリエと言えば、10数年前、退職金をつぎ込んでヨーロッパ横断旅行をしていた時のこと、バルセロナからパリへ向かう列車がモンペリエで停車したあと車両から煙をふいて、当日夜にパリに到着するはずだったのに1泊を余儀なくされたことがありました。列車の中で近くの席に座っていたのが若いスイス人の青年二人でした。スイスの人々はもともと数か国語を話せることもあり、その青年もとても英語が上手だったので英語でコミュニケーションをとっていました。その日はモンペリエから進めなくなったこともフランス語の車内放送をその青年に訳してもらい、ついでに当日到着するはずだったパリのホテルに電話をしてもらって到着の日にちを1日のばしてもらいました。アジア人である私にもなんの偏見もないようすでしゃべりかけてくれた彼らでしたが、親切に電話をしてくれた青年の方がそういえばどことなくちょっと物腰が柔らかかったような・・・今思えば同性カップルだったのでしょう。そんなわけで私にとってモンペリエとは同性カップルを思い起こさせる、エクサンプロヴァンスの街なのです。
金曜日のこと。末娘が下校時間を1時間過ぎても帰ってこない。学校までドアツードアで3分の我が家、どれだけ道草を食ったとしても1時間はありえない。運動会前でなにか残って用事をしているのかと思い学校まで様子を見に行ってみたら担任の先生にお会いして「とっくの前に帰りましたよ。」と言われました。そこでまだ帰ってこないことをお伝えしたら一緒に探してくださいました。いつもザリガニ釣りに行っている公園にはいない。ならば七輪でべっこう飴作らせてくれるプレーパークの方か、と行ってみたら、いましたいました!案の定砂糖をいれたアルミのおたまを握って七輪の前でお友達としゃがみこんでいました。私の顔を見たときには悪びれる様子もなかったのですが、先生の顔を見た瞬間に顔がこわばっていました。そして先生に「ちょっとこちらにいらっしゃい」と言われて連れて行かれ、先生とお母さんが連れ去りじゃないかどれだけ心配したと思いますが、学校からお家に帰らずに遊びに行くようなことはもうしてはいけませんよ、と言われていました。娘の目からは涙がポロリ。一応私に謝りに来ましたが、少しは懲りてくれたかな?連れ去りもそうですが、まち探検で近所の上水を見に行って以来、上水に興味深々の娘、上水をのぞきこんで落ちていないか、あるいは人気の少ない遊歩道で誰かにいきなり放り込まれたか、など、いろいろ悪い想像をしてしまいました。でもとりあえず見つかってよかったです。帰国してすぐは学校になじめるかが心配でしたが、学校は全く心配の必要はないどころか、放課後の行動の方がよほど心配な今日この頃です。
今日はお兄ちゃんを車で学校まで送ったあと、末っ子のクラスに読み聞かせに行く日。○時○分にお兄ちゃんを送って行ったら×分には帰ってくるから、それから絵本と読み聞かせノートを持って出れば間に合うな、と昨日寝る前さんざんシミュレーションしておいたのですが・・・今朝、お兄ちゃんを送った後家に上がって食卓に座ってうっかり朝刊を読み始めたのが悪かった。さっと読み終えて掃除機など持ち出して、11時半のママ友ランチの待ち合わせまで時間があるな、今日の午前中はなんだかゆったりしてるな~、と思って時計を見た瞬間に「ハッ!!今日読み聞かせだった!!」と思い出しました。8時40分に図書室に行かなくてはいけなかったのに、もう、9時。このまましらばっくれようかと一瞬考えたのですが、何せ学校までドアツードアで3分の我が家、十分に間に合うし、何より一緒に絵本を選んだ娘が楽しみに待っているかと思ったらやっぱ行ってこようと思って出かけました。図書室に行くと子供たちは思い思いの場所で好きな本を読んでいましたが、先生が子供たちを集めてくれて無事読み聞かせは終了。夜、ご飯を食べながら「今日ね、先生にね、お母さん、本当に来るって言ってた?って聞かれたよ」と娘に言われてしまいました。あ~、行ってよかった!
お兄ちゃんが日曜日の朝起きてきていきなり「足が痛くて歩けない」と言いだしました。みてもなんともないようですが、そういえばなんとなく痛む方の足のくるぶしがちょっと腫れてるような、気のせいのような。いつも行っている整形外科も整骨院も日曜日でお休み。火曜日には初めての中間試験なので、学校に行かれないというのは何としても避けなくては、と大きな病院の救急外来に連れて行くことにしました。待合室はそんなに混んでいないと思ったものの、診察もゆっくりと進んでいるようで、結局受付をしてから家に帰るまで4時間近くかかりました。レントゲンを撮ってもらっても骨に異常はなく、とりあえず様子を見ましょう、とのことでした。月曜日になり、青島に行く前、野球をやっていた時にお世話になった整骨院に行くと、くるぶしの関節の間の筋が炎症を起こして腫れています、とのことでした。普通は激しいスポーツをしたり、急激な衝撃を与えるとなるようなのですが、お兄ちゃんの場合は原因不明。それでもどういう症状かがわかり、処置もしてもらうので、しばらくは痛むそうですが、回復に向かう道筋が見えてきました。大げさなお兄ちゃんはちゃっかり松葉づえまで借りています。学校まではさすがに一人で歩いて行けとは言えない距離なので、月曜日からお兄ちゃんはお抱え運転手付きで登下校。もともと越境で学校まで遠い、自転車通学がしたい、と言ったお兄ちゃんにしてみると念願かなっての自動車通学!?毎日快適な登下校です。でも、あと10日もすると宿泊学習で上高地をハイキングに行くんです。それまでには治るといいんですけど。