罹災してすぐ、小学校と中学校の校長先生が就学支援の手続きをしてくださった。毎月学用品や教材費に充てられるように金銭的な援助を受けたり、給食費が免除される制度です。パパは元気でとりあえず仕事には行ってるし、まとまった金額が待ったなしで出ていくのでカッコ悪いな云々言わずにありがたくご支援を頂くことにしました。 次に市役所の固定資産課に連絡をし、一部焼失とはいえ、水が回って住めなくなった 家にも税金はかかるのですか、とアプローチし、職員の方が調査に来ました。外からはちょっとハウスクリーニングすれば住めそうに見えるのですが、水が回って電気が全く使えないんです、と言ったら、それはそうですね、と全面的に意を汲んでくださいました。仮住まいへの引っ越しにしても見積もりに来た業者さんが1社、とても同情してくれて破格のお値段で引き受けてくれました。ケーブルテレビも4月に契約したばかりなので本来ならペナルティを払わなくてはいけないところ、事情が事情ですから、と無料で撤去してくれました。そんなこんなで、ちょっと気持ちが軽くなる時もありました。
火がまだ鎮火しないうちから、ご近所の顔なじみの野次馬にまじり、自転車に家財道具一式くくりつけ、公園を常宿としているとおぼしき輩が何人も来た。近くにはホームレスが寝起きできるような公園はないので、遠くから煙を見かけて集まったのか、はたまたツィッターを介してなのか、これが火事場泥棒なんだ、と思ったらちょっと気味が悪かった…。確かに家の玄関も履き出し窓も全開、多くの消防士が出入りするなかで、それらしい格好をして紛れ込んでしまえば泥棒なんて簡単にできる現場です。なけなしの財産が気が気でなかった私は、鎮火を待って急いで家の中に入らせてもらって通帳や印鑑、保険証に保険証券を普段買い物に持って行くエコバッグにかきこむように入れて出てきました。盗まれるのも嫌でしたが、消失したりして再発行などめんどくさいのだけはゴメンだ、と思っていたのでした。その後24時間は消防士さんが交替で立ち番(家につないだままおいてきたやえの遊び相手を時々してくれたそうです
)、お巡りさんもパトロールに来てくれていましたが、パトロールも間遠になって来ると、まだ時々現れるホームレスの姿を見てちょっとぞっとするのでした。
)、お巡りさんもパトロールに来てくれていましたが、パトロールも間遠になって来ると、まだ時々現れるホームレスの姿を見てちょっとぞっとするのでした。
当事者の私が事故の話をアップするのもはばかられるかとは思ったのですが。当事者でないと経験できないこと、それを面白がって見ている自分がいたので、記録もかねて少しずつ書いていきたいと思います。最初に思ったのは「火事場はいそがしい」ということ。どんどん煙と火が上って行く我が家の行く末を「あぁ、家が…」なんて嘆いている暇がありませんでした。自分が通報者だったせいもあると思うのですが、消防士さんが代わる代わる「ちょっとお話を聞かせてください」と来ます。なんで一人の人がまとめていっぺんに聞いてくれないかと思うのですが、どうやら隣の市からも応援に来ていたようで、どうやら所属の違う消防士さんからそれぞれ話を聞かれていたのかもしれません。家が燃え盛る間にも教育委員会から人がきて「お子さんに対する支援はできるだけさせてもらうのでなんなりと相談してください」とありがたいお申しこし。市の防災課の職員は「火災で罹災した人のために一時避難所があるのですが、普段は空いているのにあいにく先週火事があって今埋まっていてご利用できません」という、使えない避難所の
ことなどわざわざ教えに来る必要があったのかな、という話。そこへ子どもたちの学校の校長先生やら副校長先生やらが見えて、授業が終わったあとの子どもたちの引き取りなどについて打ち合わせ。火事場に入っていた地元の消防団の方々の中には普段酒屋や自転車屋の店主をしている、子どもたちの同級生のお父さんがいたりして「この度はどうも」なんて挨拶を交わしたり。ドラマの主人公のようにおろおろと火事場を見つめる暇などなかったのでした。
ことなどわざわざ教えに来る必要があったのかな、という話。そこへ子どもたちの学校の校長先生やら副校長先生やらが見えて、授業が終わったあとの子どもたちの引き取りなどについて打ち合わせ。火事場に入っていた地元の消防団の方々の中には普段酒屋や自転車屋の店主をしている、子どもたちの同級生のお父さんがいたりして「この度はどうも」なんて挨拶を交わしたり。ドラマの主人公のようにおろおろと火事場を見つめる暇などなかったのでした。
最近学校で全学年で習う歌でしょうか、長女と次女がよく一緒に歌を歌っています。時々姉の歌唱指導が入るのですが、実はこの二人、音痴です。なので二人が口ずさむ節からはなんの歌なのかさっぱり見当がつきません。タイトルを聞いて「え、あの歌だったんだ(゜ロ゜;」と思うこともしばしば…。二人でお風呂に入りながら仲よく口ずさんでいるところは可愛いですが、大きくなってもカラオケだけはいかない方がいいよねぇ、と心配な母でした。
10月に投稿したあとパソコンの調子が悪く、初期化からやり直したらブログに投稿できなくなってしまいました。スマホからもできたといえばできたのですが、とりたててトピックもなかったのでごぶさたしている間に…11月20日の朝、隣家から出火し、貰い火をしてしまい、焼け出されてしまいました。幸い実家が近くだったので1週間ほど居候し、罹災した自宅の近くにペットOKのマンションを借りてプチ引っ越しをしました。元の生活ペースを徐々に取り戻しつつありますが、全焼でないだけにどこまで保険が出るのか見当がつかず、また家の再建も建て直しか大改築か方針が定まりません。とはいえ、一人で焦ったところで進むものでもないので、住宅展示場を回り、ハウスメーカーの豪華ランチつき完成物件見学バスツアーに楽しみを見いだしている今日このごろです。それにしても貰い火は全く損です。