英国ボーディングスクール&ティーンエイジャー&お菓子教室

長女の英国ボーディングスクール留学準備に奔走中。自宅で開いている小さなお菓子教室、子供、愛犬のあれこれも綴ります。

ピリオドです

2013-04-27 22:22:13 | 日記
今日旦那が帰国してきました。これで我が家の青島生活に本当にピリオドが打たれました。
大気汚染、鳥インフル、領土をめぐる政情、そして朝鮮半島の不穏な動きなど、気がかりがいくつもあります。まだ青島にいらっしゃる皆さん、青島から中国のほかの地に行かれた皆さんが安全で健やかに過ごされますよう。

公立校を見直しました

2013-04-25 22:48:18 | 教育
教育の分野は全く素人ですが、1保護者として、そして国内の学校と在外の日本人学校とたった2校ではありますが、違う学校の経験を通じ、日頃思っていること、疑問に思っていることに答えてくれるものはないかと思い、「学校教育を考える」というワードで検索したら、現職の先生が書かれているブログにたどり着きました。そこではやっぱり、と思うものもあれば、先生の立場から見るとこうなんだ、と全くちがった発想の発見があったり、つい時間のたつのも忘れて過去のエントリーまで飛ばし読みですが読んでしまいました。読んでいてまず思ったのは、現場の先生方は教育に対し、深い哲学をもち、あたっているな、ということでした。教科の教え方など、テクニックだけでなく、教育とはどうあるべきか、何たるべきか、が幾度も書かれていました。そして、一番私がはっとさせられたのは「公立校とは公教育を担うところ。公教育とは社会の維持にとって必要なもの」といった主旨のところでした。私はそれを、日本人が日本文化を継承し、日本という国を未来へつないでいくためにはその人材の育成が必要であり、それが公教育だ、と解釈しました。ブログの管理者はそこには学力の向上などは述べていない、と言っています。目からウロコでした。公立校の教育は日本と言う国の未来永劫に資するためという大きな使命をもつものであり、よりよい学校に合格させてくれる学力をつけるという個人の私的な目的を満たすものではないということです。学力と言うのは誰かにつけてもらうものではなく、学校で教えてくれることをまじめに勉強すればおのずとついてくる、それは本人の努力の問題ということです。このような主旨にふれ、私の中には私立>公立、公立は私立に劣る、という半ば自分でも意識していなかった概念に気づかされ、そうではないんだ、と気づかされました。私立には各校の建学の理念というものがありますが、公立にも大きな使命がある。現場の先生方はそれに向かってプロフェッショナルとして日夜あたってくださっている。そう思ったら公立校が面白く、頼もしく思えてきました。急な本帰国で長男を公立に入れたことに対して後ろめたい気持ちでいたのですが、その後ろめたさも解消されました。

To work or not to work?

2013-04-23 22:27:52 | ケーキ教室
日本で始めたケーキ教室は青島でも続けていたおかげでペースも崩さずにいたので、船便が届いて荷ほどきが終わったら再開しようかとぼんやり考えていました。でも、新学期が始まり、学年が上がってきた子供たちの塾だの習い事だの教育費を考え始めたら、フルタイムとまでは言わないまでも働きに出た方がいいのでは、と悩み始めました。どうしようかと思い始めたところに市の嘱託職員の募集。朝9時から4時までで月給18万円。時間もお給料もスバラシイ!履歴書を買うところまでは勢い込んでいたのですが・・・毎日働きに出てしまうと細々とでも続けてきた教室から手を放してしまうことになってしまいます。しかも嘱託職員といっても事務の補助なので、書類の整理やらファイリングの補助など。人の指図で動いていればいい仕事のようなので、気楽と言えば気楽ですが、時間や給料などの条件がいいからといって、自分でライフワークと決めて今まで自分がずっと続けてきたケーキやパンをさっさと放り投げてもいいのだろうか?今までに学んできたこと、費やした時間は、その程度のことだったのだろうか?いやいや、そうじゃないはず、と思いかえす。私の胸の内を知る由もない長男と長女は私に働きに出ろという。長男は純粋に家計の心配から。中学に上がり、塾にやってもらいだして、その月謝がちゃんとねん出できてるのか気にしている様子。長女はクラスの友達の多くがお母さんも働いているので、共働きの家庭に憧れを抱いている模様。学童にはもう入れない学年なので、下校してきたときに家に親がいない不安を私が言うと、「携帯持たせてくれればいつでも連絡とれるから大丈夫だよ」と一言。どうやらお母さんが働いていると何かあった時にと携帯を持たせてもらえる生活をしてみたいようです。もし長女が私に就職を進める理由がそれなら断固仕事にはつかない、ついてたまるか、という気持ちでいますが、働くお母さんが増えた今、子供たちの目にはそういうお母さんがかっこよく見えるのかもしれません。君たちの母だって昔はバリバリのキャリアウーマンだったんだけどなぁ。嘱託職員として気楽だけどアウトプットのない仕事をしていくか、先が見えない道ではあるけれども自分で決めた分野でささやかでもアウトプットしていくのか。どちらに進むべきかは自分でもわかってはいるのだけれども・・・

愛しの水餃子

2013-04-23 22:01:32 | ケーキ教室
今日、私のパンとケーキの先生の所に本帰国のごあいさつに行って来ました。先生のブログに時々青島からコメントを寄せさせていただいていましたが、食べることには探究心旺盛な先生です、私の中国の市場のコメントなどとても面白がってくださいました。今日はもともとご挨拶にいくつもりでしたが、先生のお知り合いの中に日本に帰化した中国の方でとても水餃子を上手に作る方がいて、先生を通して口コミで分けて下さるということでしたので、水餃子を頂いて帰るのももう一つの目的でした。頂いて帰った水餃子は形と言い、大きさと言い、「そうそう、これこれ♪」という、2年間見慣れてきた本場中国の家庭的なものでした。晩御飯にさっそく頂きました。美味しかったことは美味しかったのですが、小麦粉がやはりちがうからでしょうか、中国で食べたもののほうが皮に腰があったような気がするのと、豚肉の味が違うように感じました。日本のお肉の方があっさりしているというか・・・でも、手包み水餃子がこちらに帰ってきても食べられるなんて思ってなかったので、嬉しく頂きました。私も粉が違うからとあきらめずに、ちょっと研究してみます。そういえばスーパーには「陳建一の水餃子」なんてありましたよ。水餃子はポピュラーになりつつあるのでしょうか。でも水餃子は手作りで作りたてが絶対に美味しい!

リンカーン

2013-04-22 19:30:17 | 日記
GWを前に封切された映画「リンカーン」を見に行って来ました。最初は水曜日のレディースデーに行こうと思っていたのですが、一人で行くのもなぁ、と思い、誘ってみたのが長女の幼稚園の時のお友達のママでした。以前、私がコストコに行こうと別のママ友たちと車を走らせているときに、たまたま一人でイオンモールのシネマコンプレックスに映画を見に行くのに車を走らせていた彼女を追い越したことがあって、それ以来、なんとなく映画に誘うなら彼女、と私の中で勝手に決めてしまっていたのでした。水曜日は用事があるのだけど、イオンモールは月曜日がレディースデーだよ、ということで、急な誘いだったにもかかわらず、今日の映画鑑賞が実現したのでした。スピルバーグによるSFではない映画。だいぶ前にもスピルバーグの実写の映画を見たような記憶があります。確か奴隷制度の時代の黒人を描いたストーリーだったと思うのですが、SFとは違い、スピルバーグが撮る実写の映画は美しくそしてどこかせつないようなイメージがあります。「リンカーン」はリンカーンってこんなに朴訥とした人物だった?と思うような演出でしたが、リンカーンがどんな人物だったか検証する知識が私にはありません。ただ、南北戦争が終結しその戦果として奴隷制度の廃止があるのではなく、戦争終結と奴隷制度の廃止のどちらももたらすのには繊細な政治的信念と手腕が要ったのだ、というのがわかりました。2時間半とちょっと上映時間は長いけど、私にはあっという間でした。