9月のケーキ教室のメニューのスフレチーズケーキの第一回目の試作を今日娘としました。手順の確認だけのつもりだったので、危ないところと、外せないところ以外は軽量から下準備まで娘のやりたいところはやらせました。まず共立てのスポンジケーキを焼くのですが、久しぶりに生活クラブの卵を使うと、気持ちいいほどよく泡立ちます。生地を見ただけでもふっくらしたスポンジになるのが目に浮かびます。青島のパン屋さんの卵もいい卵でしたが、中国の卵はなんていうのか腰が強すぎてなかなか生地をふんわりと作るのが難しかったです。それからカスタードクリームを煮上げ、すりおろしたエダムチーズと裏ごししたクリームチーズ、バターを入れて混ぜてクリームを仕上げるのですが・・・カスタードを煮上げるタイミングとチーズを入れるタイミングがあってないと、チーズが固まってダマになります。今日はここがちょっと不本意。青島でお教えしたときにとってたメモがあったはずなのに見当たらない。あ~あ、また満足いく結果が出るまで何回か作らねば。こうしてちょっとした大事なものが見当たらなくなるので引っ越しは好きになれません。2年ぶりのオーブンもちゃんと動くし、レシピを仕上げれば9月の教室の準備はOKかな。しばらく使っていなかった道具を一度洗って乾かしておかなくてはいけないので、9月に入ったら子供たちに邪魔されない1日を選んで腰を据えてやりましょう。
今日はお兄ちゃんが塾の夏期講習の中休み、以前から申し込んであった都立高校の学校見学会に行って来ました。都立トップ校だから、3年後に受験できる可能性は???ですが、来年再来年になって実力のほどがわかってしまってからでは恥ずかしくて行かれないので、まだ、実力が未知数?の今年、行って来ました。駅からバスに乗っているとお兄ちゃんが「ママ、説明会は何時からだった?」と聞くので「10時からだよ」と言ったら「このバス、10時ちょうど発だったよね?」と念をおされて、最初は何を言われているのかわからなかったのですが、すぐに時間を間違えて自分たちが遅刻途上であることに気がついてしまいました!慌てて携帯で学校に電話をし、なんとか全体説明会に15分ほどの遅れで滑り込み。会場に入ってみるとなんとなく自分たちに違和感を感じたのでよく観察していると・・・周りはみなさん学校の制服で来ているのに、私たちは思い切り私服でした!制服きていたのはみな3年生、かたやうちは1年生だから、と自ら心の中で言い訳しましたが、制服には思いが至りませんでした。アブナイアブナイ。全体会での学校の先生からの説明は半分聞きそびれましたが、後半の現役高校生による校舎ツアーはたっぷり見てきました。案内役の先輩の中にお兄ちゃんの中学の出身の子がいて、帰りがけにはなしかけると気さくにいろいろ教えてくれました。お兄ちゃんとしては先輩がいる、ということで気持ちがほぐれたようです。先生、生徒、そして学校に満ちている雰囲気がなんともよくて、お兄ちゃんは「ここに行きたいな」という気持ちになったようです。(母の作戦成功!?)都立ですから私立のようなゴージャスな校舎ではありませんでしたが、なんていうのでしょうか、歴史のある学校ならではの安定感、品格のようなものを感じて帰ってきました。進学校なのでもっとギスギスしてるのかと思ってたのですが、逆におおらかな雰囲気で、何事も百聞は一見に如かず、と思いました。帰りのバスの中から住宅地の中にあるお菓子工房など見つけてしまい、私もまたここに来る機会が欲しい!と思いました。
今日、長女の劇団のオーディションの2次審査に行って来ました。12時に集合だったのですが、受け付け順に審査をするということだったので、早めに帰れるように、家を早目に出ました。駅から劇団までは街路樹が茂り、センスのいいお店が並ぶ、歩いているだけでも楽しい通りでした。途中、2軒も気になるケーキ屋を発見。帰りに覗いてみようと思いました。劇団に着くと、私たちが言われた集合時間のグループでは2番目でした。開始時間まで控室となっているスタジオで劇団のPRのビデオを見ました。いよいよ事務の方が来て、今日の流れを説明。芸能界を志す者として大事なのは①挨拶がきちんとできること②相手の目を見て話せること③相手の話を聞けること、といういい話を聞きました。今「WOMAN」に青柳小春の子供役で弟君のほうを演じているお子さんも、劇団のクラスでは優等生だったわけではなかったけど、とにかく素直なところにかけて現場に送り出し、けっか、スタッフの方にとてもかわいがられて現場でいろいろと親切に指導してもらっています、という話も聞きました。これは劇団に限らず、どの社会でも通用する話だなと納得。次に今日は簡単なセリフのテストがあります、と言われ、事務の方がセリフの読み方を見本で見せてくれたのですが・・・事務とはいえ、以前は劇団員だったな、と思わせるほど見事な読み振りでした。ダンスのレクチャーになったら私は隣の控室に移されてしまったので、どんなダンスかわからなかったのですが、今日の課題となっているダンスのレクチャーが終わったらいよいよオーディション会場です。5人ずつまとめてよばれてステージのようなところに親子で座ります。子供たちはまず5人でダンスを踊り、次は1人ずつセリフと自己PRか歌を歌い、付添の大人からの一言を添え、最後にまた5人でお気に入りのポーズをとって終わりです。この一部始終はずっとカメラで撮影されており、モニターで自分がどう映るか見られました。ステージに座り、審査員の方々と向き合ってみると・・・プロダクションやテレビ局のプロデューサーやら広告代理店のキャスティング部の人などが来ていていかにもギョーカイ、でした。娘の出来栄えと言えば・・・説明の時に言われた「お芝居は入団してから勉強してもらうので、今日はセリフが大きな声で元気よく言えれば大丈夫です」という基準に照らせば、上出来だったのです。自己PRでも2年間中国にいたことを言い、中国語で自己紹介をしていました。(私たちの2番後の方が中国とのハーフちゃんでお母さんが中国人!そんな人の前でつたない中国語を披露してしまいました・・・)とにかく娘は堂々たるもので、これで不合格通知が来てあきらめてくれるかな、という期待がちょっと外されてしまうような予感。オーディションに集まっていた子は意外と普通の子ばかりで「いかにも」という子はほとんど見ませんでした。歌がうまいというほどでもなく、ダンスも普通。となると誰が受かっても落ちても不思議ではない感じでした。一説には劇団の講習料が大きな収益の柱だから結局は誰でも入れるのよ、ということも聞かれますし、そうなんだろう、とも思います。不合格通知が来なかったときの娘の説得のストーリーを練り直さなくてはいけません。帰りに気になっていたケーキ屋にはしっかり寄りました。パリのお店のようなシックな構えでした。お味も上々でした。
今日は長女と青島日本人学校の時のお友達の家に行って来ました。お宅はお隣の市でしかも我が家のジージバーバの家のそば!2年ぶりに会って親子ともにあっという間の楽しい時間を過ごしてきました。お友達の家では犬を飼っていて、長女は今までもずっと犬を飼いたいと言っていたのですがその気持ちが強まったようで、帰り道で子役になるのはやめるから犬を飼っていい?と言いだしました。犬と子役となんて同じ次元で比べられる問題じゃないでしょう、と思うと同時に、昨日まで散々オーディションの2次審査絶対受かってテレビに出る!と言っていたのが、子犬1匹でころっと「やっぱやめた」と言ってしまう程度のものかとあきれました。ここ数日、長女のオーディション熱に付き合った私も考えたら浅はかだったか・・・これからは長女が何か言い始めたときはしばらくスルーするにこしたことない、と私が学習しました。
最近長女がやたら子役になりたい、と言い張ります。そして月刊誌に出ている劇団のオーディションに応募しろ、とウルサイ。どうせ通るわけないから、気の済むようにしてやろう、とインターネットでプロフィールと写真を送ったら・・・一次審査通過の知らせが届きました。まさか、だって、顔だって人並みだし、歌もダンスもできないし、特技がなにひとつない娘なのに。とりあえず情報収集と思いネットでその劇団の評判など見てみると、テレビでよく見かける子役を抱える劇団なので変なところではなさそうだけど、比較的オーディションで多めに人数を集め、スクールの月謝をきっちりととるところらしい。その費用も安くはない。夏休みが始まる前は塾に行きたい、中学受験したい!と散々いいはり、長男の高校受験とダブル受験になるので何とかあきらめてもらおうと働きかけたのには全く応じず、結局何か所も見学に行き、ようやく「ここ」と決め、夏期講習も行き、9月からの受講費やら教材費やらもろもろ払い込んだばかりなのに・・・劇団のオーディションに受かったら塾はもうやめる、中学受験もしなくていい、とのたもうた。あれだけ散々言っていた塾やら中学受験に対するあんたの意気込みはその程度だったのか、と思うと同時に、なんだか最近の娘の感情の動きについていけずに理解できない。塾だっていまからやめれば全額はかえってこないし、劇団のレッスン料は塾より高い。目の出ないとわかっている分野にお金も時間も使う気はさらさら親としてはないのだけど、子供にどうあきらめさせたものやら・・・