海亀

浜辺を散歩しながら、ひとりごと...

カニをみて思うことなど

2014年08月27日 | インポート

Img_4432 今日は

真夏日には

ならないらしい。

そう言えば、

昨夜は、よく

眠れました。

Img_4429 『東海の小島の磯の白砂に

我泣きぬれて蟹とたはむる』

(石川啄木)

今朝、目の高さの堤防に

がいました。

かにかくに渋民村は恋しかり

思ひ出の山思ひ出の川』(同)

『東海の』って、どこなんだろうという疑問があったのですが、

青森県の大間崎というところに歌碑があるらしいのです。

そこの、弁天島が『東海の小島』なのだとか。多分、一生見ることはない

でしょうが。どこらへんで『泣きぬれて』いたのかなあ?という疑問がようやく

解け、さっぱりい。

『渋民村』は岩手県ですね。

『石をもて追はるるごとくふるさとを 出でし悲しみ消ゆることなし』(同)

坊さんだったおやじさんの不都合で、村を出なければならなくなったらしい。

26歳で亡くなった歌人の生活は、そうとう厳しかったらしく、借金がはんぱ

なかったそうな。金田一京助が盛岡中学の先輩で、かなり支援してくれた

んだそうな。

一方、浅草の娼妓と遊んだことが日記に残されているなど、

遊び人的、金にだらしない男的な、一面も残っているのは、

ま、しょうがないよね、26で死んじゃうんだから。

『ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそをききにゆく』(同)

『ふるさとの山にむかひて言うことなしふるさとの山はありがたきかな』(同)

浅草の話は浮かばないよね、こんな歌をみせられては(^^;