測量に真北(しんぽく)測量というのがある。
太陽観測をして、その場所の真北、つまり子午線の方向を算出する測量だ。
真北は太陽観測をしなくても、基準点から測量すれば算出することが出来るし、国土地理院も基準点から算出したものが真北であると定義している。
測量士試験合格者の僕としては、基準点からの測量が得意だし、本質と思っていたので、どうしても真北は太陽観測はせず、基準点測量で求めていた。
正直、太陽観測をする人を馬鹿にしていた。
しかし、太陽観測量をやってみて驚いた。
その太陽観測と基準点からの算出との誤差は、たった30″だったのだ。
30"といっても、分かりずらいだろうが分度器の一番小さいメモリが1°なので、
その1°の120分の1の精度で測れているのだ。
この1°の120分の1の精度は、図で表すと全く一致して、違いを読み取ることができない。
やはり、なんでも自分でやってみないと、分からないものだ。
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