以前、朝日新聞の田村様から、老衰に関しての取材を受けました。
今回、10/2の朝日新聞朝刊に、老衰に関する記事が掲載され、そこに今永のコメント等ものっております。
死因の第3位になっているのもあり、メディアでも注目されているようです。私自身も、臨床を行いながら、老衰を取り巻く様々な問題について調べたり、思慮を深めていきたいと考えております。
ネット版もありますが、有料登録のようですので、見づらいかもしれませんが、ご興味のある方はぜひご覧になっていただければと思います。
以前、朝日新聞の田村様から、老衰に関しての取材を受けました。
今回、10/2の朝日新聞朝刊に、老衰に関する記事が掲載され、そこに今永のコメント等ものっております。
死因の第3位になっているのもあり、メディアでも注目されているようです。私自身も、臨床を行いながら、老衰を取り巻く様々な問題について調べたり、思慮を深めていきたいと考えております。
ネット版もありますが、有料登録のようですので、見づらいかもしれませんが、ご興味のある方はぜひご覧になっていただければと思います。
医療と介護Next2019No5「死ぬ時ぐらい自由に」が先日刊行されましたが、その中で、今永が病院看取りをテーマに原稿を書いております。
タイトルは、「”よい看取り”を病院でも可能にするために」です。
病院での看取りのメリットや問題点、問題点を解決するためにどのようなアプローチが重要であるかについて、論じています。中では、病院看取りにおけるモニター装着についても触れています。ご興味のある方はぜひ、みていただければと思います。
在宅看取りの作法 〜死亡確認はどうする? 老衰と書いていい?
上記の題名で、Gノートに原稿を書きました。
在宅や施設での看取りのことや、老衰の死亡診断もことについて記すよう依頼をいただき、今回原稿を書きました。
ご興味のある方はぜひみていただければと思います。
少し前になりますが、5月12日に第1回全人的医療実践ワークショップが日内会館で開催されました。そのワークショップに、日本内科学会の全人的医療ワーキンググループの一員として、ファシリテーターとして参加しました。
日本内科学会の全人的医療ワーキンググループについて、まず説明します。以下、ホームページからの引用です。
目的:医療技術の進歩による寿命の延長、患者の高齢化による多疾患併存、社会状況の変化に伴う患者の価値観の多様化、逆に細分化された専門医療、終末期も含め病期に応じた適切な医療の選択の困難さなど、現代医療は、患者の生き方を支える医療という観点から振り返ると、対処すべき課題が山積しています。特に、医療はサイエンスとアートから成り立つとされますが、内科において、サイエンスに対する理解に比べ、臨床・教育・研究におけるアート領域についての議論は深まっていません。このたび、日本内科学会・専門医部会では「全人的医療」をキーワードとして、様々な課題を整理し、個々の課題に関する臨床実践のためのスキルを提供することを目的としたWGを結成いたしました。当WGでは、医療におけるアートの視点も取り入れながら学際的に議論を行い、内科医が患者を全人的に治療し、ケアするために必要な具体的な方法や態度を学修する教育機会を提供します。
上記の目的の中で、日本内科学会から公募があり、応募したところ、WGのメンバーに選出されました。メンバーは6人で、強力なオブザーバーの助けをかりながら、活動をしてきました。まずは、全人的医療とは何か、このWGでどのようなことを行っていくのかを繰り返し議論しながら、1年ちょっとの準備期間を経て、今回、初回のワークショップまで辿りつくことができました。ワークショップの内容は以下の通りになります。25名の参加者を得ることができ、ありがたいことにアンケートでも高い満足度の評価をいただくことができました。まだまだ、このWGの活動ははじまったばかりですので、今後の展開が楽しみです。
WSの目的;日々の診療で全人的医療を実践するために、病む人の「存在」に深く配慮し、適切に援助をする方法や態度を身に付ける
当ワークショップにおける言葉の定義:
「全人的医療」:医学的な援助と同時に、病む人の「存在」に深く配慮し、適切に支援できる医療 「問題解決モード」: 患者の疾病に伴う課題を特定し、解決することに焦点をあてアプローチすること 「物語モード」:患者の病いによる苦悩を、その意味の視点から捉え、配慮すること
ワークショップ当日の概要:全体のレクチャー、少人数のグループワーク(ロールプレイ)2つ、全体討議等を行った。
ご興味のある方はぜひ、ホームページを参照ください。
https://www.naika.or.jp/fjcp_top/zenjin-wg/
後期研修医向けのミニレクチャーで、がん検診をテーマにしたので、その一部を載せます。
40歳代の効果については賛否あり:40歳代は50歳~74歳までと比較してNNI(Number Needed to Invite)が大きい。(2000vs667) これらへの解釈の違いにより推奨が異なる。
S状結腸鏡+便潜血、全大腸内視鏡(10年毎)などの死亡率減少の根拠はあるが、日本では検査のリスクを考えて、対策型検診としては推奨せず。
ちなみに、2014年Annals of Internal Medicineに、Frank van Heesらの報告があり、それによると、合併症のない高齢者であれば86歳まで、中等度の合併症ある場合には83歳まで、便潜血でのスクリーニングはcost-effectiveであるとの結果が出た。
USPSTFでは有病率低いため、記載なし。
国内ガイドライン2005年度版→2014年度版との違い
⇒X線もともと推奨していたが、国内の複数の症例対症研究以外に、国内2件・国外1件のコホート研究で胃がんによる死亡率減少認めた。
内視鏡に関しては、2005年度以降に、国内2件・国外1件の症例対症研究で胃がん死亡率減少を認めたことを根拠にB。