ラーメン好きなご主人の作る「昭和の味」
JR鳴門線・撫養駅から歩いて8分ほど。国道28号沿い、鳴門一中の西側にある「◯天(まるてん)ラーメン」へ。ご主人の笠井浩二氏は若い頃にバイクで各地のラーメン店を巡っていたそうで、好きが高じてラーメンの道へ。その頃から味の研究を重ね、鳴門市内で別のラーメン店を営んだのち、2002年に「〇天」を創業した。


店内は4人掛けテーブル中心で20席ほど。麺メニューは人気の「徳島らーめん」を筆頭に、白湯の「とんこつ」、醤油と味噌の「らーめん」、季節の野菜を入れた「〇天らーめん」、麺とスープを煮込んでトロミをつけた「香味らーめん」など様々。今回は「徳島らーめん たまご入り(600円)」をオーダーすることに。
スープは豚骨と鶏がベースの白湯に、醤油のカエシを重ねたもの。塩味強くなく甘過ぎず、醤油の香りをしっかり感じるスッキリした飲み口に仕上がっている。そこに合わせるのは、徳島市の老舗・渡辺中華製麺の中細ストレート麺。柔らかな茹で上がりだが、ダレ感はなくコシがあって、やや短めなので啜りやすい。


豚バラ肉は甘めの味付け。たまごは卵黄のみなので、スープが薄まる事がない。ほか、甘味強いメンマ、ピンクのナルト、モヤシ、刻みネギがトッピングされる。サービスで添えられるミニおにぎりがシメに丁度良い。優しい味わいの一杯は、まさに看板に書かれた「昭和の味」だ。幹線道路沿いなので、見かけた方は是非。
<店舗データ>
【店名】 ラーメン〇天(まるてん)
【住所】 徳島県鳴門市撫養町斎田東発42-4
【最寄】 JR鳴門線「撫養駅」徒歩8分