東京の人気店が徳島へ移転「麺喰屋 澤」
JR高徳線・吉成駅から今切川を渡り東へ2.4km、徒歩30分ほど。徳島環状線沿い、衣料品店・サンモール北島の敷地内で2016年5月から営業する「麺喰屋 澤 徳島店」へ。元々「麺喰屋 澤」は2007年に東京・小岩で創業。その後、水天宮、水道橋、多摩センター、江戸川R14号、NEW小岩店と都内に次々と支店を展開した。
しかし2016年、ご主人の江澤聡一氏が徳島へ移住。その際、店ごと徳島に移転した形となった。現在はコチラ徳島店のほか、徳島市内に「横浜家系らーめん 澤家」と「鶏そば つけ麺 澤」も展開中だ。なお、一時は都内のほとんどの店を閉めていたが、2020年5月に旧水天宮店で営業を再開し「日本橋本店」としている。
さて徳島店だが、店内はカウンター14席とテーブル12席の計26席。麺メニューは「中華そば」が醤油と塩の2種あるほか、山椒塩中華そば、鶏白湯の「らーめん」、担々麺、まぜそばをラインナップ。また期間限定麺も提供しており、この日は「味噌担々麺」とのこと。それぞれ肉増し、味玉、ワンタン、海苔、ネギなどを追加可能だ。
また飯モノにはライス、お肉丼、とりわさの月見丼を用意しており、一杯飲る事も出来る。今回はシンプルに 「中華そば 醤油(780円)」を注文した。着丼までは6分ほど。スープは宗田鰹の荒節と昆布、干し椎茸などを炊いた醤油清湯。カエシ由来か少し甘めのスープだが、和出汁の香りが前面に出てスッキリした印象だ。
そこに合わせるのは歯切れ良くコシのある中細ストレート麺。この手の麺の醤油清湯との相性の良さは言わずもがな。チャーシューは豚バラ肉が2枚と、低温調理の鶏胸肉1枚。豚バラ肉は脂身が多めだが嫌な脂っぽさが無く肉の旨味をしっかり感じられ旨い。ほか柔らかな穂先メンマ、紫玉ネギ、刻みネギ、香り良い海苔が乗る。
卓上にはペッパーミルと七味があるのでお好みで味調整を。徳島では珍しいスタイルの一杯、あっという間に完食した。次回は鶏白湯の「らーめん」や山椒塩中華そばも啜ってみたい。吉成駅から距離があるので車での訪問がおススメだが、徳島バスの「日清紡前」停留所が近いので、徳島駅や鳴門駅からバスで行くのも良いだろう。
<店舗データ>
【店名】 麺喰屋 澤 徳島店
【住所】 徳島県板野郡北島町鯛浜原85
【最寄】 JR高徳線「吉成駅」徒歩30分(2.4km)