徳島県南部屈指の人気店「藤中」
JR牟岐線・阿波中島駅から歩いて7分ほど。那賀川の河川敷沿いにある徳島県南部屈指の人気店「藤中」へ。元々は1974年に藤田中華の屋号で創業。その味に惚れ込んだ二代目が後を継ぎ「藤中」に改名した。かつては赤い瓦屋根でいかにも老舗というシブい外観だったが、2011年に店舗をリニューアルし綺麗になった。
なお、2023年5月に徳島市東沖洲に姉妹店となる「藤中 徳島本店」をオープンしている。両店で味も少し変えているという事で気になる存在だが、今日は元祖詣でを。店内は18席と4人掛けテーブル2卓の計26席。麺メニューは「中華そば」一択で、サイズを小か大から選べるのみ。非常にシンプルなメニュー構成である。
そして飯モノはライスのほか、平日限定でチャーシュー丼も提供している。今回は「中華そば 大(780円)」を注文することに。着丼までは8分ほど。表面に脂の膜が張られたスープは濃厚な豚骨醤油だ。脂多めで豚骨のコクや旨味をガツンと感じるが後味はスッキリ。嫌な獣臭は皆無で、良い味のスープに仕上がっている。
そこに合わせるのは柔らか目の中太ストレート麺。表面に少しザラつきがあり、スープを吸って旨い。チャーシューはトロトロの豚バラ肉が2枚。ほかメンマ、海苔、ネギが乗る。徳島の中でもハイレベルな一杯、あっという間に完食した。取材NGを貫いてきたため全国に名が轟いていないのが残念だ。観光の方にも是非啜って欲しい。
<店舗データ>
【店名】 藤中
【住所】 徳島県阿南市那賀川町赤池375-3
【最寄】 JR牟岐線「阿波中島駅」徒歩7分
