ファミリーで啜れる家系「町田商店」チェーン
東武スカイツリー線・竹ノ塚駅の東口から徒歩20分ほど。舎人公園通りと花畑大橋通りが交わる東保木間交差点そばで営業する「町田商店 保木間(ほきま)店」へ。近年、ラーメン業界を席巻し急成長を遂げた家系ラーメンチェーンである。運営するのは株式会社ギフトで、関東を中心に東北、東海、関西などにも店舗を展開している。
創業は2008年。屋号にもなっている町田市に1号店を構えると、続々と店舗を増やし2017年には国内直営店50店舗を達成。池袋商店や代々木商店のように「地名+商店」の形を採用している店舗も多いが、一度は目にしたことのある方もいるだろう。今回訪れた「保木間店」は2020年6月12日にオープンしたばかりの新しい店舗だ。
店先ではスタッフが威勢の良い声でお出迎え。町田商店のポリシーらしいが、軽く耳がやられるレベルの声量に驚くだろう。麺メニューは豚骨醤油の家系ラーメンを主軸に、味噌ラーメン、つけ麺も提供。餃子や炒飯もある。今回はチャーシュー3枚、海苔5枚、味玉が乗った「MAXラーメン」にライス(100円)を追加し注文した。
家系インスパイアなので当然、麺の硬さ、味の濃さ、脂の量を選べるが、今回は麺硬めでお願いした。待つこと5分ほどで到着したのは、オーソドックスなビジュアルの家系ラーメンだ。セントラルキッチンの濃厚な豚骨+鶏ガラ+醤油のカエシのスープに、自社製麺工場「四ノ宮商店」の中太麺という組み合わせ。
しっかり鶏油も香り、存外悪くない。チャーシュー、味玉、ウズラ、ホウレンソウはどうしても工場感が拭えないが、飯を掻き込むには十分なクオリティだ。卓上には刻み生姜、おろしニンニク、豆板醤、胡椒が置かれているほか、刻んだ生タマネギも無料で提供してもらえる。このタマネギが、スープとの相性も良くクセになる存在なのだ。
コイツを大量投入し一気に完食した。スープまで飲み干すと「完まく一丁」の掛け声と共に、トッピングやライス、麺増しのうち1品が無料となるマル得パスポートがもらえる。またアプリを登録すると完まく毎にスタンプがもらえ、10枚でラーメン1杯が無料に。さすが人気チェーン、このあたりも抜かりない。駐車場も広いし、また来るか。
<店舗データ>
【店名】 町田商店 保木間店
【住所】 東京都足立区保木間3-21-12
【最寄】 東武スカイツリー線「竹ノ塚駅」徒歩20分