ほん田出身、ちょいコワモテご主人の絶品麺
JR南浦和駅の東口から武蔵野線の高架伝いに東へ歩いて4分ほど。浦和エリア屈指の人気店「麺処 はら田」へ。ご主人の原田拓也氏は名店「麺処 ほん田」のご出身。大宮「ほん田 niji(閉店)」の店長などを経て独立。2019年5月1日にコチラを創業した。その年、TRY新人賞のMIX部門で1位を、つけ麺部門で優秀賞を受賞。
店内はカウンターのみ8席。満席の際は先に店内で食券を購入し、店向かいの緑のフェンス前に並ぶルールだ。麺メニューは醤油そば、塩そばに加え、濃厚豚骨魚介の「つけめん」「らーめん」、昆布水の淡麗つけ麺の醤油、塩、鴨を提供。また夏季限定で「魚介.貝.濃厚昆布の冷やしラーメン」「牛肉冷玉麺」も用意している。


なお、つけ麺の麺量は茹でる前で並盛が200g。プラス100円で中盛280g、200円で大盛450g、250円で特盛550gまで増量可能である。また飯モノだが、ご飯、肉飯に加え、この日は限定飯「マキシマムこいたまごのTKG」も提供していた。今回は人気No.1という「特製 濃厚豚骨魚介つけ麺(1250円)」を並盛でオーダーした。
着丼までは待つこと7分ほど。つけ汁は豚骨、鶏、魚介を炊いた濃厚なもの。粘度はさほど高くはないが、豚と鶏の旨味、節系や煮干しの香りが重なり力強い。動物系の旨味が先行し後味には魚介が。甘味も酸味も嫌味なく、このタイプのつけ汁ではかなりハイレベル。そのつけ汁には歯応えあるメンマと銀杏切りのネギが入る。


そのインパクトの強い汁に「心の味製麺」製のコシがある太麺を浸けて啜っていく。チャーシューはレアな仕上がりの肩ロース肉が2枚、吊るし焼きのバラ肉が1枚、ローストしたバラ肉が1枚。どれも肉の旨味が凝縮されており絶品だ。とりわけ吊るし焼きは香ばしさに甘めのタレが重なり旨い。さすが「ほん田」出身だ。
ほか、黄身ホックリの味玉、海苔、彩りの貝割れがトッピングされる。卓上にはヒマラヤピンクソルト、柑橘酢、一味、ペッパーミル、果汁があるので、お好みで味に変化を。最後まで美味しく完食した。次回は「ほん田」の味をベースにオリジナリティを加えたという醤油そばや、評判の高い淡麗昆布水つけめんも啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 麺処 はら田
【住所】 埼玉県さいたま市南区南浦和2-28-13
【最寄】 JR京浜東北線「南浦和駅」東口徒歩4分