名店の味を再現。繊細な牛骨スープが魅力
JR総武緩行線・本八幡駅の南口から歩いて13分ほど。ニッケコルトンプラザ通り沿い、市川インター北側交差点そばに2023年2月13日にオープンした「牛骨塩ラーメン 七壱」へ。ご主人の狩俣康一氏は銀だこ、クレープ屋など飲食業を経てラーメンの道へ。かつて千葉市にあった「屋台拉麺 一's」の味を目指し「七壱」を創業した。
その「屋台拉麺 一's」は稲毛に本店を構え、多い時には千葉市周辺に数店舗を展開する人気ぶりだったが、経営者が変わり味が落ちたと悪評が立ち2021年末までに全店閉店。その顛末は「一’s」の経営に一時、タレント・坂本一生氏が関わっていた事から週刊誌ネタにもなった。もっとも坂本氏は全店閉店とは関係ないそうだが。
話は逸れたが「一's」の主軸は牛骨ラーメン。そして「七壱」もまた牛骨清湯で勝負する。麺メニューは「牛骨塩ラーメン」と「牛骨塩チャーシューメン」の2種で、煮たまごを追加可能だ。また「替え玉」も用意。ほか小ライスやチャーシュー丼といった飯モノや、水ギョーザや梅水晶などのツマミもあり一杯飲ることも出来る。
今回は「牛骨塩チャーシューメン(1200円)」に「煮たまご(100円)」をトッピングし注文。なお細麺か極細麺から選べるが、今回は「細麺」でお願いした。店内はカウンターに5席とテーブルに6席があるが、夕食には少し早い時間の訪問だったため客は私1人。ご主人とお話をしつつ、待つこと6分ほどで着丼した。
RO浄水器で造った純水を使っているという澄んだスープは、牛骨の旨味がしっかり溶け出し、嫌な獣臭や乳臭さは皆無。スッキリとした味わいに仕上がっている。塩味も強過ぎず飲みやすい。ちなみに、厨房設備の関係だろうか。自店ではなく幕張の人気店「中華そば たがや」で仕込み、持ち込んでいるという。
そこに低加水でハリのある細麺を合わせている。小麦が香りスープとの相性も良い。チャーシューはレアな豚肩ロース肉が5枚。味玉は黄身がトロリとして美味だ。ほか大葉、白髪ネギ、小口ネギが乗る。あっという間に完食した。駅から少し遠いが店裏に3台分の駐車場があるので車での来店も可能だ。牛骨好きはぜひ一度。
<店舗データ>
【店名】 牛骨塩ラーメン 七壱(なないち)
【住所】 千葉県市川市南八幡2-22-6
【最寄】 JR総武緩行線「本八幡駅」徒歩13分