西川口の絶品担々麺は「でか肉」仕様がオススメ
JR京浜東北線・西川口駅の西口から歩いて2分ほど。駅南側の飲食店街の一角で2013年1月25日から営業する「大衆中華 永吉」へ。ご主人の清水幸雄氏は中華の名店「聘珍樓」などで修業し独立創業。主力の担々麺に加え多種多様なメニューを提供し人気を博している。屋号はご主人が敬愛する矢沢永吉氏から取ったそうだ。
軒先や厨房にはYAZAWAタオルが飾られ、客席にある大型モニターではライブDVDが流れている。そんな店内はカウンター9席に小上がり8席の計17席。麺メニューだが、担々麺と汁なし担々麺が主軸で、このほか大判の鶏唐揚げが乗った「でか肉担々麺」、えびみそ担々麺、麻辣担々麺、黒酢健康担々麺をラインナップしている。
なお担々麺は辛さを普通、中辛、大辛の3段階から選ぶことが出来る。また担々麺以外では醤油らーめん、塩ラーメン、青菜入り鶏肉白湯煮込み麺、酸辣湯面、野菜たっぷりタンメン、焦がし葱油醤油まぜ麺も用意している。麺大盛はプラス150円。それぞれ豚バラ核に、味玉、メンマ、パクチー、もやし、ネギを追加トッピング可能だ。
麺類のほか餃子は焼き、茹で、揚げの3種を。また蒸し鶏葱生姜塩ダレ、よだれ鶏、棒棒鶏、くらげ旨辛酢、砂肝塩漬きゅうり和え、腸詰といった酒の肴や、麻婆豆腐、かに玉甘酢餡かけ、ニラ玉、牛すじねぎ豆腐煮込み、豆苗炒め、油淋鶏、エビチリ、エビマヨ、鳥のから揚げ、酢ブタなどの本格中華調理も楽しむことが出来る。
今回はボリュームたっぷりの「でか肉担々麺(1380円)」を、辛さは「普通」でお願いした。なおメニューには売切御免とあったが、夜営業の早い時間だからか間に合ったようだ。麺類を注文すると無料で半ライスが付くとのことだが、でか肉のボリュームが計り知れないので今回はご遠慮。待つこと10分ほどで着丼した。
スープは鶏ガラや香味野菜をベースに炊いたスープに、朝挽きの自家製胡麻ペースト、豆乳、唐辛子や花椒などスパイスを合わせた自家製の辛味ダレを加えている。粘度は高くなくサラリとしていて、クリーミーで胡麻の香りも高く絶品だ。辛さ「普通」だと唐辛子は強すぎず、一方で花椒の痺れはしっかりと効いている印象。
そこに合わせるのは菅野製麺所の中太麺だ。麺肌に僅かなザラつきがあるので、スープとの絡みが良い。モッチリ感じもあって旨い。そしてお楽しみの「でか肉」だが、特製ダレに漬け込んだ鶏モモ肉に厚めの衣を纏わせ油でサックリ揚げたものがドンと1枚トッピングされる。上からは刻みネギや唐辛子、スパイスがかかる。
この厚めの衣にクリーミーなスープとスパイスが合わさり最高のコンディションに。また中の鶏肉もジューシーな仕上がりで旨い。これだけで1380円払う価値が十分にある。肉の下にはモヤシも。濃厚な胡麻風味がクセになり最後の一滴まで美味しく頂いた。でか肉とスープの最高のハーモニー、ぜひ体感してみて欲しい。
<店舗データ>
【店名】 大衆中華 永吉
【住所】 埼玉県川口市西川口1-5-5
【最寄】 JR京浜東北線「西川口駅」西口徒歩2分
