バナナマンも通う赤坂の町中華
東京メトロ千代田線・赤坂駅の6番出口を上がり、乃木坂方面に歩いてすぐ。赤坂通り沿い「Jビル」の1Fで深夜まで営業する「中国料理 かおたん」へ。こちらは青山墓地の南側にある人気店「かおたん えんとつ屋」の姉妹店。放送局の近くで深夜営業とあり、メディア関係者だけでなくタレントも利用する赤坂の町中華である。
メニューは豊富な麺類に加え、和え物、腸詰、クラゲ酢、棒棒鶏といった前菜類、餃子や焼売などの点心、青椒肉絲や麻婆豆腐などの炒め物、油淋鶏や酢豚などの揚げ物、チャーハン、丼モノなど様々だ。もちろん酒もビール、ハイボール、焼酎、紹興酒など揃っていて、一杯飲るには最高だ。一人でも、グループでも楽しめる。
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今夜はツマミと麺でサクっと呑む一人メシ。まずは「角ハイボール(410円)」と「ネギチャーシュー(510円)」をオーダー。辣油たっぷりの辛ネギとチャーシュー、胡瓜を和えた、過ぎるほどに味の濃い「ネギチャーシュー」に酒の勢いが止まらない。ほとんどネギなのに510円というのは少し高いが、中毒性も高い一皿だ。
続いて餃子で弾みをつけて麺に行こう。通常メニューでは、餃子が1人前が6個入り(620円)、焼売が5個入り(620円)なのだが、午後2時以降は3個入りの「半餃子(310円)」や「半焼売(370円)」もあり、一人飯では重宝する。こちらの餃子は皮は厚めでモッチリ。肉とニラがメインの餡もギッシリで、なかなかいける。
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さて、いよいよラーメンだ。麺メニューは醤油、塩、味噌の各種ラーメンに加え、ワンタン麺、スタミナ麺、湯麺、広東麺、五目麺、担々麺、拌麺、麻婆麺、五目焼きそばなど多彩。今回オーダーした「ラーメン(770円)」は、動物系出汁が軸の醤油清湯だ。表面に浮かぶのは揚げネギだろうか。脂や化調と共にスープにコクを与えている。
中細麺も相性は悪くない。そこに臭みのないメンマ、チャーシュー、青菜が乗る。際立つ個性は無いが、町中華ならではの安定感ある一杯だ。この「かおたん」には何度も通っているが、具沢山の五目麺やモヤシそばも食べ応えがあって旨い。なお、最近は深夜でもテーブルは満席という光景もよく見かけるので、ご注意を。
<店舗データ>
【店名】 中国料理 かおたん 赤坂店
【住所】 東京都港区赤坂6-3-15
【最寄】 東京メトロ千代田線「赤坂駅」徒歩2分