肥宝館 -貧すれば丼する-

【竹ノ塚】 秋田軒「しょうゆラーメン こってり 太麺(650円)」

ラーメンからキリタンポまで。地元密着「秋田軒」

東武線・竹ノ塚駅の東口を出て「けやき大通り」を徒歩20分ほど。国道4号線を越え、足立区生物園を越えた先にある「秋田軒」へ。こちらは秋田県横手出身の兄弟が切り盛りする中華料理店である。兄の興治氏は1961年に上京し酒屋を営んでいたが、料理修業をしていた弟・修治氏のために2011年、秋田軒を開店したという。

店内はテーブル席が多く、ゆっくり呑むのに丁度良い。酒屋を経営しているだけありビール、日本酒、焼酎など酒も充実。キープボトルも多く並んでいる。2018年には、足立区産業振興課の主催した「第2回 あだちの輝くお店セレクション」で『みんなの選んだ町中華』TOP10にも選出されるなど、地元で愛される店である。

麺メニューは、醤油や味噌のラーメンに加え、ピリ辛ラーメン、タンメン、肉そば、担々麺、つけ麺などをラインナップ。また飯モノは、チャーハンや中華丼、親子丼のほか、ミニサイズの明太子丼、ねぎチャーシュー丼も用意されている。一品料理も豊富で、特にラードで焼いたジューシーな「餃子(400円)」も人気だそうだ。

ほかにも焼売、レバニラ、酢豚、カニ玉、八宝菜、海老チリ、麻婆豆腐、豚角煮など昼から酒が欲しくなるメニューの数々が。また秋田名物のとんぶり、いぶりがっこ、ぎばさ等を使った郷土料理も提供している。さらに冬限定・要予約だが「きりたんぽ鍋」なんてのも。今回は「しょうゆラーメン」を太麺&こってりで注文することに。

スープは動物系出汁の旨味に、魚介の風味や背脂の甘味が加わった本格派だ。コッテリをチョイスしたので、表面にはラードたっぷり張っていてアツアツだ。そこに葛飾区・新栄食品製のプリっとした中太麺が泳ぐ。そして存在感を放つ厚切りのバラチャーシューは、箸で持ち上げるとホロホロ崩れる柔らかな仕上がりだ。

微かに甘い味付けだが、軽く炙ってあるので香ばしさもあり、こいつは旨い。醤油でしっかり味付けされた玉子も、黄身はトロトロに。これで650円とはありがたい。ちなみに、秋田名物いぶりがっこを使った、その名も「いぶりがっこチャーハン(800円)」なんてのもあるそうなので、次回は酒とツマミと一緒に注文してみたい。

<店舗データ>

【店名】 秋田軒
【住所】 東京都足立区保木間2-19-11
【最寄】 東武スカイツリー線「竹ノ塚駅」徒歩20分

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