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肥宝館 -貧すれば丼する-

【人形町】 駄目な隣人「SUPREME(1150円)」

ストリートスタイルラーメン「駄目な隣人」

東京メトロ日比谷線、都営浅草線の人形町駅A5出口出てすぐ。人形町交差点そばに2021年2月8日にオープンした「駄目な隣人」へ。その店名もさることながら、ストリートカルチャーを取り入れた内装もまた個性的。運営するのはクラフトビール専門店やビオワインのビストロなどをプロデュースする株式会社ZOTである。

話題性もあり、オープン直後から行列店に。2021年7月には新宿に2号店も創業。いま勢いのあるラーメン店である。さて人形町店だが、店内はL字カウンター9席のみ。麺メニューは醤油ラーメン「REGULAR」をベースに、味玉を加えた「PLUS」、特製の「SUPREME」を用意。また、期間限定のコラボメニューも提供しているのでSNSで確認を。

さらに「土鍋で炊いたご飯」や、人形町・日山とのコラボメニュー「焼きすきご飯」もラインナップ。今回は「SUPREME(1150円)」を注文した。ちなみにオーダー方法が少し変わっていて、卓上の用紙に赤ペンで記入し、スタッフに提出。先に会計するスタイルとなっている。細麺、並盛、九条ネギ大盛でお願いした。

 

スープは「ビストロのシェフが本醸造濃口醤油とブイヨン・ド・レギューム(野菜出汁)で作り上げたスープ。仕上げに生姜のコンフィの油をブレンド」との説明が。優しい味の醤油清湯で、確かにひと口啜ると結構強めに生姜の香りが突き抜ける。出汁がしっかり効いており旨い。そこに菅野製麺所の全粒粉を使用した、しなやかな中細ストレート麺が泳ぐ。

そして丼を覆うのは低温調理の大判ロース肉が3枚。さらにその下には煮込まれた豚バラ肉の削ぎ切りが5枚ほど。どちらも良い味だが、特にロース肉は絶品だ。肉の下にあるので一見わからないが、黄身ネットリの味玉も存在。ほか、馬芹と薄口醤油で漬けた穂先メンマ、紫スプラウト、香りの良い九条ネギがトッピングされる。

 

そして驚くのは、ニラ胡椒や鰹節粉、カエシ醤油、ペッパーといった調味料に加え、卓上にある焼き海苔と生卵も使い放題という点だ。海苔は日本橋室町の老舗・山本海苔店の上等な品で、鰹節粉も室町にんべんの物である。これは贅沢だ。店名・内装は奇抜だが、ラーメンは実直。こりゃ人気が出るワケだ。次回は評判の「焼きすきご飯」も頂きたい。

<店舗データ>

【店名】 駄目な隣人
【住所】 東京都中央区日本橋人形町3–7-13
【最寄】 東京メトロ日比谷線「人形町駅」徒歩1分

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