お花茶屋の新店は自家製の麺が魅力
京成本線・お花茶屋駅の北口を出て、商店街「プロムナードお花茶屋」を北へ歩いて3分ほど。共栄学園そばに2024年3月22日にオープンした「つけ麺 中華そば 燦」へ。お店は2023年12月30日に閉店した「鶏白湯そば ひまり」の跡地に内装そのまま居抜きで入居した。ただ、主軸メニューこそ違えど「ひまり」との共通点が多い。
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そしてチラシにも「ひまり」同様に『兵庫神戸ミシュラン受賞 プロデュース店』の文字が。明言されていないが、おそらく「ひまり」から「燦」へのブランドチェンジで、引き続き『株式会社お客様みなさまおかげさま(OMO)』のプロデュースと考えていいだろう。西宮市にある人気店「だしと麺」などを展開する実力派グループだ。
店内はL字カウンター8席と4人がけテーブル1卓の計12席。麺メニューは「魚介豚骨つけ麺」を主軸に、淡口醤油とゆず塩の2種の「中華そば」、それから今後販売する予定の「TKM=卵かけ麺」もラインナップ。また肉汁からあげや、数量限定の「ローストビーフ丼」、つけ麺にプラスする「追いめし」といったサイドメニューも。
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今回は「特製 魚介つけ麺(1600円)」をオーダーすることに。なお麺量は同料金で大盛にグレードアップ可能とのことでお願いした。麺の茹で時間は約8分で、着丼までは10分ほど。丼相美しい麺に、つけ汁は石焼き鍋でグツグツ煮えた状態で到着した。説明書きによると「まずは麺のみ」で。それから「つけダレに麺を半分つけて」啜るべしと。
艶のある極太麺は店内の製麺室で打った自家製だ。全粒粉入りで加水率は高め。ツルリと喉越しが良くモッチリとした食感で絶品だ。麺だけを味わうと小麦の香りがより伝わってくる。そして次はトロミあるつけ汁と共に。鶏と豚をベースに宗田鰹、潤目、鯖節、煮干しなどの魚介を加えたもので、甘味があり旨いつけ汁だ。
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麺との絡み具合も抜群である。つけ汁の中には柔らかな豚バラチャーシューが数切れと刻みネギが。そして麺の上にはローストビーフ。噛み応えがあり牛肉の旨味をしっかり楽しめる。ほか甘めに味付けされたホウレン草、黄身がネットリとしてコチラも甘味ある味玉、細切りで歯ごたえのあるメンマがトッピングされる。
卓上にはラーメンコショーと豆板醤に加え、オレンジ酢、煮干し酢、ハラペーニョ酢があるのでお好みで味調整を。歯が食い込むモチモチの麺、重過ぎず旨味たっぷりのつけ汁、そして丁寧に調理されたトッピング。隙の無い一杯であっという間に完食してしまった。次回はTKMの提供が始まったら、また伺ってみるとしよう。
<店舗データ>
【店名】 つけ麺 中華そば 燦(さん)
【住所】 東京都葛飾区お花茶屋1-12-8
【最寄】 京成本線「お花茶屋駅」北口徒歩3分