ヤエチカで半世紀以上営業する老舗「番外地」
JR東京駅の八重洲口地下に広がる商店街・ヤエチカ。飲食店をはじめ雑貨店、アパレルなど約180のテナントが入居する都内最大の地下街だ。今回は外堀地下1番通りの北の端で営業する「旭川ラーメン番外地 八重洲北口店」へ。創業はヤエチカ開業の10年後、1968年(昭和43年)となかなかの老舗。なお、赤羽に暖簾分け店がある。
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店内はカウンター6席とテーブル16席。お昼時は混雑するので、先に軒先で注文し会計を済ませてから店内に入る流れだ。麺メニューは味噌、醤油、しおの3種の「らーめん」をラインナップ。さらに、辛味入り「番辛ラーメン」や夜限定「カレーラーメン」も用意している。ちなみに夏場は「冷やし中華」も提供している。
それぞれチャーシュー、野菜、辛ねぎ、バター、もやし、味玉、コーン、メンマ、わかめを追加トッピング可能だ。ライス、明太ごはん、高菜ごはん、餃子といったサイドメニューもある。また、午後5時以降はジンギスカン鉄板焼き、アスパラベーコン、鮭ハラス焼き、こまい一夜干し、いか丸焼といった北海道っぽいツマミも多数。
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ほかにも唐揚げ、厚焼たまご、野菜炒め、焼きそば、炒飯などメニューは多岐にわたり居酒屋使いも出来る。今回はランチなのでシンプルに「味噌ラーメン(800円)」を注文した。着丼までは7分ほど。ラードが張られアツアツのスープは豚骨、鶏ガラ、煮干しなどを炊いたスープに2種類の味噌をブレンドし重ねているという。
白味噌ベースで甘すぎず、マイルドな飲み口に仕上げている。そこに柔らかめに茹で上げられた中細縮れ麺が泳ぐ。スープとの相性は悪くない。チャーシューは薄切りでやや獣臭の残るバラロール肉が1枚。ほか、歯応えあるメンマ、刻みネギが乗る。卓上には一味、白胡麻、白胡椒、特製コチュジャンがあるのでお好みで。
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最初はスープが熱すぎて苦戦するも、あっという間に完食した。ノーマルだと具材が少し寂しいので、味玉やチャーシュー、ライスなどを追加してもよかったな。東京駅直結なので、ちょい飲みからのシメの一杯というのも良さそうだ。ちなみに2025年2月1日から3月9日まで店内の改装工事に伴い休業するそうなのでご注意を。
<店舗データ>
【店名】 旭川ラーメン番外地 八重洲北口店
【住所】 東京都中央区八重洲2-1
【最寄】 JR「東京駅」八重洲口徒歩2分