ビル地階の町中華で啜る絶品「やよい麺」
東京メトロ有楽町線・新富町駅1番出口から歩いて2分ほど。平成通りの中央区役所入口交差点そば、陽光築地ビルの地下1階にある「築地 やよい軒」へ。同名の定食屋チェーンがあるが、こちらは全く違い1982年創業の町中華である。オフィスビルの階段を下ると、昭和に取り残されたかのような空間が広がっている。
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居酒屋含め3軒が並ぶその一角に「やよい軒」の白い暖簾が。村田健治・春江夫妻が切り盛りする店内は、赤いカウンターとテーブル席が混在。メニューは野菜炒め、ニラレバ、焼肉、麻婆ナスなどの定食類に加え、チャーハンや焼きそば、餃子、焼売、酢豚などの一品料理も提供。もちろんビール、サワー、日本酒も用意されている。
麺メニューはラーメン、タンメンをはじめ、麻婆麺、チャンポン麺、ルースー麺、担々麺、五目麺など多岐にわたり目移りするが、やはりこちらに来たら啜って欲しいのは店名を冠した「やよい麺(950円)」だ。こちらは、鶏ガラベースのラーメンの上に、ピリ辛に味付けした豚肉と野沢菜の炒め物が乗ったオリジナルメニューだ。
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スープ自体はアッサリした飲み口だが、唐辛子がきいていて体が芯から温まってくる。麺は町中華では珍しくゴワっとした太麺で食べ応え十分。パンチある豚肉と野沢菜と対峙しても怯まない麺である。野沢菜の食感と香りも良く、これは旨い一杯だ。ちなみに「やよい麺」にはザルや汁無しもあるので、好みに合わせてお試しあれ。
<店舗データ>
【店名】 築地 やよい軒
【住所】 東京都中央区築地2-1 陽光築地ビルB1F
【最寄】 東京メトロ有楽町線「新富町駅」徒歩2分
★2022年5月27日に40年の歴史に幕を閉じた
★同年7月15日、山本高志氏が後を受け継ぎ再開