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肥宝館 -貧すれば丼する-

★閉店★ 【北千住】 ジャギ飯店「ジャギ拉麺(930円)」

北千住学園通りで異彩放つ「ジャギ飯店」

北千住駅の東口を出て、学園通りをまっすぐ歩いて3分ほど。商店街の一角に2022年12月1日にオープンした「ジャギ飯店」へ。昼は豚骨魚介ラーメン専門店、夜は餃子を中心とした中華居酒屋として営業している。店の内外に中国語っぽい漢字が数多く書かれているので、てっきり台湾の方が始めた店かと思ったが、オーナーは日本人。

確かに「中華熱炒店」「棒棒鶏」などの漢字に混じって、豆腐主義、週三夜更、来世期待、厨二精神などテキトーな四文字熟語が。もちろん屋号は北斗四兄弟の三男から。なので軒先には「北」の文字。店内にも有名なあのセリフ「おれの名をいってみろ」が中国語で書かれている。またアクセントに麻雀牌が使われるなど個性的だ。

店内はコの字カウンターに12席ほどと、奥には4人がけテーブル2卓も。軒先の暖簾に「すみません 入ったら餃子 出てきます」とある通り、お通しは餃子。着席と同時に「焼きますが良いですか?」と問いかけが。もちろん、やって頂きましょう。お通し焼餃子(4個440円)を青島ビール(550円)で流し込むことに。

ちなみに餃子は、かつて葛飾区金町の国道6号沿いにあった「みどり軒」で作り方を教えてもらったそう。少し透き通った皮はモチモチ。餡も野菜がシャキシャキで旨い。なお焼餃子のほかネギマ餃子、ニラ餃子、揚げ餃子、酢の効いた薬膳スープに入った「水餃子」、餃子と小籠包のハーフ「餃籠包」もラインナップしている。

ほか、ザーサイ、ピータン、棒棒鶏、パクチーメンマ、麻婆豆腐、豆苗炒め、もやし炒め、炒飯といった定番の一品料理から、赤パプリカで作る「赤椒肉絲」、ポテサラを揚げイカ塩辛を乗せた「ジャギポテボール」、ひと口サイズのからあげ油淋鶏「からげんちー」といったオリジナルメニューまで幅広い品揃えだ。

さらに酒類は、先述の中国「青島ビール」を始め、日本はアサヒ、タイ「チャーン」、ベトナム「サイゴン」、デンマーク「カールスバーグ」、ベルギー「ヒューガルデン」「ニュートン」、メキシコ「テカテ」など世界の瓶ビールが楽しめるのも魅力だ。また「北斗千住殺」をはじめオリジナルカクテルも充実。

さて、餃子を食べ終え、いよいよ麺メニューを。麺類は昼営業とは違い、これまたオリジナルのジャギ拉麺をベースに、ジャギ拉麺の「魚」と「担々」も用意している。今回は「ジャギ拉麺(930円)」を注文。薬膳スープをベースに辣油などで辛みを加えた清湯に、加水率低めで柔らかな茹で具合の細縮れ麺を合わせている。

シャキシャキしたモヤシと挽肉を炒めて丼央に盛りつけ、ニラも加えた個性的な一杯だ。スタッフから勧められた通り、酢を回しかけると、酸辣湯麺のような味わいに。麺もモヤシも量が多めなので、シメに頼む場合はペース配分にご注意を。1人飲みに丁度良い新店だが、次回はぜひ昼営業に訪れ豚骨魚介系のラーメンも啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 ジャギ飯店
【住所】 東京都足立区千住旭町11-8
【最寄】 JR常磐線「北千住駅」東口徒歩3分

★2024年1月23日をもって閉店

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