北海道ラーメンの人気チェーン「ひむろ」
冬に呑んだシメに、無性に啜りたくなる店がある。それが「北海道ラーメン ひむろ」の一杯だ。都内近郊に10数店あるローカルチェーンで札幌の味噌、旭川の醤油、函館の塩と、北海道の3種のラーメンを味わえる。運営するのは株式会社フォートップス。池袋、上野、赤羽、秋葉原、錦糸町、松戸、柏などにも店舗を展開している。
今回訪れた「北千住店」は北千住駅西口徒歩5分、千住ほんちょう商店街にある。店内はL字カウンターに13席。麺メニューは前述の通り、札幌味噌らーめん、旭川醤油らーめん、函館塩らーめんの3種を筆頭に、味噌だれつけ麺、辛味入りの味噌オロチョン、キムチらーめん、鉄火麺、麺とスープ2倍の「みそでっかいどう」も提供。
また夏場限定で「冷やしつけ麺」も用意している。それぞれチャーシュー、味付半熟玉子、バター、コーン、ネギ、もやし、メンマ、ワカメ、のりを追加トッピング可能だ。またサイドメニューには焼餃子、水餃子、ライス、ねぎめし、肉味噌みやし、おつまみ3点盛りなどがあり酒類のラインナップも豊富。一杯飲るのも良い。
ラーメン類も捨てがたいのだが、今回は気に入っている「味噌ダレ つけ麺(950円)」を注文することに。なお無料で麺大盛に増量できるのでお願いした。着丼までは10分ほど。スープは豚骨をベースに香味野菜などを炊き込んでいるだろうか。粘度はあまり高くなくサラリとした白湯で、そこに特製の味噌ダレを合わせたもの。
白胡麻と黒胡麻が香ばしく、豚骨は重すぎず、そして味噌も甘すぎることなく丁度よし。ほかつけ汁には焼き目を付けた油揚げと刻みネギが入る。この油揚げが他店ではあまり見かけない特徴的なトッピングでクセになるのだ。そこに小林製麺の中太麺を浸して啜っていく。コシがあって、つけ汁との相性も抜群である。
トッピングはホロホロのバラロール肉が1枚と、黄身ネットリの味玉、メンマ、海苔1枚が乗る。卓上には黒胡椒や一味があるのでお好みで味調整を。重すぎず、味噌風味が物足りないこともない絶妙な一杯。あっという間に完食した。肩ひじ張らず気軽に啜れるのも魅力だろう。次回はこの冬のうちに味噌らーめんを啜る予定。
<店舗データ>
【店名】 北海道ラーメン ひむろ 北千住店
【住所】 東京都足立区千住2-44
【最寄】 JR常磐線「北千住駅」徒歩5分