肥宝館 -貧すれば丼する-

【東銀座】 銀座 魄瑛「特製中華そば(1000円)」

貝に気付いて下さい。黄身を求めていた

銀座東三丁目交差点そば、松屋通り沿いに建つHOLON-GINZAビルの2階にある「銀座 魄瑛」へ。ロックバンド「PENICILLIN」のHAKUEI氏がオーナー、信州ラーメン界の雄・塚田兼司氏がプロデュース。オープンした2018年に、業界最高権威とされる「TRYラーメン大賞」のつけ麺部門で3位に入賞した実力店でもある。

メニューは、鶏とシジミの出汁にトリュフオイルを加えたタレで啜る「特製つけ麺(1200円)」と、同じく鶏+シジミの「特製中華そば(1000円)」の2軸。またプラス800円で「TRF=トリュフ卵かけご飯」を追加することが出来る。なかなかのお値段だし、店舗入口へはエレベーターで上がる煩わしさもあるが、客は絶えない。

赤と黒を基調にまとめられた店内はカウンターのみ6席。座席の間隔がやや広く取られていて、ゆったりと麺を啜ることが出来る。今回オーダーしたのは「特製中華そば」。中華そばだと盛られるのは豚肩ロースのチャーシューのみだが、プラス300円で和牛と鴨のチャーシューも追加可能だ。味玉はプラス100円。

まずはスープをひと口。丸鶏をじっくりと炊いた清湯にシジミ出汁を重ねてあり、旨味とコクが押し寄せる。貝出汁はスープの温度が変わるたびに違った表情を見せるので好きだ。そこに、上質な鶏油と、嫌らしさを感じない程度に香るトリュフオイル。銀座の高級トリュフブランドMUCCINIの白トリュフオイルを使用しているそうだ。

中細の麺も素晴らしく、加水率を上手く調整してあるので、小麦の香りも喉越しもコシもすべて良い。また鶏油とトリュフオイルが表面に絡みつき旨い。トッピングには豚肩ロースのチャーシュー3枚と白髪ねぎ、糸唐辛子、トロロ昆布、青菜、三つ葉、ライム皮。いずれもスープとマッチした逸品だ。

ちなみに人気のつけ麺は、サラサラだが旨味十分なタレに、シルキーな特注中太麺をくぐらせて啜る、これまた逸品である。こちらは先述の通り3種のチャーシュー、シジミのムース、トリュフがトッピングされていて、銀座ならではの高級感を演出。次は、今回見送ったTRF卵かけご飯もオーダーしてみよう。

<店舗データ>

【店名】 銀座 魄瑛
【住所】 東京都中央区銀座4-10-1
【最寄】 東京メトロ日比谷線「東銀座駅」徒歩1分

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