肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 下総中山】 4代目松屋食堂「特製しょうゆらぁめん(1000円)+大盛(110円)」

昭和初頭から4代目。下総中山の新しい老舗

JR下総中山駅と京成中山駅を結ぶ駅前通りにある「4代目松屋食堂」へ。店名に4代目とあるのは、この店が昭和初期に中山で中華料理屋として創業し、現在は4代目が店を任されているからである。ご主人は脱サラし、仕込みの繁雑な中華料理店ではなく、2017年にラーメン店としてリニューアルさせたのだそう。

ラーメンは醤油・塩の清湯に、味噌白湯、辛味噌、担々麺。更に、力作の期間限定メニューも用意されている。ご飯モノは、チャーシュー丼に加え、千葉・北川鶏園のプリンセスエッグを使った「卵かけごはん」や、蒸し鶏の「鶏飯」をラインナップ。季節で変わる「自家製気まぐれデザート(200円)」も気になるところだ。

なおラーメンの麺は、中細全粒粉麺と中太平打ち麺の2種から選ぶことができ、細麺はラーメン研究家・石山勇人氏プロデュースの山田食品「香麺」、平打ちは茨城・松屋製麺所の麺を使用するコダワリ様だ。今回は人気No.1という「特製しょうゆらぁめん」を平打ち麺、大盛り(110円)でオーダー。チャーシュー丼(300円)も追加した。

まずはスープをひと口。鰹節の香りと仄かな酸味、そしてトゲのない醤油のカエシがフワっと広がる。魚介メインだが、鶏と豚が旨味をしっかりと下支えした旨いスープだ。そこに、チュルチュルとした食感で小麦が香る平打ち麺が泳ぐ。以前啜って旨かった全粒粉入りにするか否か、往路の電車内で散々悩んだが平打ち麺、とても良い。

トッピングは厚みある蒸し鶏とトロトロの豚バラ、ワンタン2つ、味玉、太メンマ、青菜、花麩、実山椒。味玉は薄味だが卵の質が高いので旨い。ワンタンはネギの香りが強めで良いアクセントに。どの具材も手抜き無しだ。卓上には辣油、お酢、胡椒、七味と置かれているが、特に使うことなくあっという間に完食。

一方のチャーシュー丼。まず白飯がアツアツなのが嬉しい。千葉の多古米を使っているそうで、やや固めの炊き上がり。そこにラーメンと同じトロトロの豚チャーシュー、赤ワインで少し酸味を加えたソース、白髪ネギが乗る。これが旨くないワケがなかろう。次回は牡蠣節も使っている塩か、それとも限定狙いか。迷うところだ。

<店舗データ>

【店名】 4代目松屋食堂
【住所】 千葉県船橋市本中山2-18-5
【最寄】 JR総武線「下総中山駅」徒歩2分

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