銀しゃり片手に啜る絶品ラーメン
JR本八幡駅の南口から歩いて4分ほど。南口通りをドン・キホーテのある交差点で東に折れて数ブロック行った先の住宅街に2024年6月19日にオープンした「おダシと銀しゃり 中華そば 無作」へ。運営するのは名古屋に本社を構える株式会社エフリードだ。愛知県内を中心に多種多様なラーメン店をプロデュースする会社である。
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なお『おダシと銀シャリ』のコンセプトでは、名古屋「二兎」、浜松「雲雀」、春日井「穂稀」、福岡「とら松」、伊丹「たけ虎」、寝屋川「虹空」などが先行している。いずれも屋号は違うが、同じようなメニュー構成で営業中だ。なお本八幡は「無作」と書いて「むさ」。店内はカウンター7席に加え2人がけテーブルが4卓の計15席。
麺メニューは「淡麗中華そば」「生姜中華そば」「貝ダシ汐そば」の各種ラーメンに加え、醤油と汐の2種の「鰹昆布水つけそば」や「TKM=タマゴかけ麺」もラインナップ。飯モノには、おかわり自由の「銀しゃり」を筆頭に、炙りレアチャーシュー丼、究極のTKG、ミニ鶏茶漬け、1日15食限定「うなまぶしセット」を用意している。
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麺大盛は150円で、和え玉も提供。またサイドメニューには、鰹のふりかけと甘辛いタレを纏った「まぶしからあげ」があり、一杯飲ることも出来る。コンセプトが「おダシと銀しゃり」なので、せっかくだから麺と飯モノの組み合わせで行こう。今回は「淡麗中華そば(880円)」と「究極のTKG(300円)」をオーダーすることに。
着丼までは8分ほど。ラーメンのスープは国産鶏と鰹、煮干、香味野菜を炊いた清湯で、そこに熟成最仕込み醤油をベースにしたカエシを重ねている。口にひと匙分を含めば魚介出汁が一気に鼻腔まで駆け上る。そこに加水率低めで全粒粉入りの中細ストレート麺を合わせている。やや柔らか目の茹で上がりでスープとの相性は抜群だ。
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近藤食品の麺箱があったので、そちらのものだろう。チャーシューは薄切りが2種。レアな肩ロースと、火の通ったバラ肉でどちらも肉の旨味をしっかり感じられる。ほか海苔、ナルト、ネギがトッピングされる。卓上の木箱に入った鰹節を加えると魚介風味倍増。また昆布酢、ダシ醤油、一味唐辛子、和山椒、藻塩もあるのでお好みで。
そしてお待ちかねのTKGだが、米は秋田県大潟村の厳選米「あきたこまち」で、卵は愛知・三栄鶏卵の「まんげつ濃厚卵」を使用。卵黄のコクがたまらず、ついつい銀シャリをおかわり。ラーメンスープを回し掛けるとまた絶品。卓上に紫蘇入りなめ茸も美味であっという間に完食した。次回は暑いうちにTKGを啜りに来たいところだ。
<店舗データ>
【店名】 おダシと銀しゃり 中華そば 無作(むさ)
【住所】 千葉県市川市南八幡3-8-9
【最寄】 JR総武緩行線「本八幡駅」徒歩4分