愛の塩焼き

友人の薦めで勢いで開設してしまったよもやま日記。
早いもので16年を超えた。。。。

根室・別海 鳥見旅を終えて

2011年02月04日 21時22分12秒 | Weblog
 実質1日半の鳥見だったが、久しぶりの2泊3日の一人旅。
 (結婚してからははじめてじゃないかな)

 天気にも恵まれ、とても満足のいく旅となった。



 まずは、長男インフルエンザ発症にも関わらず、快く(?)送り出してくれた家族に感謝。

 そしてこの旅のきっかけを作ってくれた師匠に感謝。



 撮影機材以外に持ち出したのは2日分の下着と靴下、そして予備のシャツ1枚。

 撮影機材が嵩張るので、最小限の荷物にしたが、このあたりは若い頃の旅のキャリアが役立ったようだ。


 長靴も含め、着替えなどは宅急便で宿に送るという手もあったが、せっかくマイルを利用しての格安ツアー。節約、節約。


 ビーサンで飛行機に搭乗したことはあるが、釣り用の長靴で乗り込んだのは初めてかもしれない。



 12月に次男と決行した弾丸ツアーで要した費用は2人で約8000円。

 そこまでチープな旅とはならなかったが、かかった費用は……


 宿泊費は2泊で  10500円
 レンタカー代が 約10000円
 遊覧船の乗車が   3000円
 ガソリン代が   約5000円 走行距離は約500キロ。我が家の車の半分だな

 そして2晩お世話になった回転寿司「花まる」では6000円くらい使ったろうか。

 しめて35000円程度。



 なかなかのコストパフォーマンスではなかろうか。




 目先、期限が切れるわけではないが、マイルはまだ5万マイルちかくある。

 これは家族旅行のために貯めてきたもの。ちょうど家族4人で石垣島へ行けるマイルだが、ちょっとウズウズしている(笑)


 果たして、我慢できるだろうか





 最後に、風景写真をいくつか。


 船から見た納沙布岬の灯台。






 納沙布岬のオブジェクト、「四島のかけはしと祈りの火」。






 風力発電の風車。納沙布岬。






 この子達には夜間運転中に何度もヒヤッとさせられた。エゾシカ。




 この時期の道東は夕方4時過ぎには暗くなる。野付半島から根室までおよそ100分のドライブ。国道だというのに対向車に出会うことはほとんど無い。時折通過する町にも人影は皆無。

 出会うのはキタキツネとこのエゾシカ。エゾシカはヘッドライトの中に突然現れるから怖い。


 そういえば、レンタカーの事務所でエゾシカとの衝突に注意してくれと言っていたっけ。




 「北の国から」をイメージした写真を撮りたかったが、この程度の風景しか








 そういえば、今回スズメの姿を見ていない。北海道にはいないのだろうか。



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根室・別海 鳥見紀行  その6

2011年02月03日 19時13分56秒 | 野鳥
 24日(3日目)。



 午前9時。

 ネイチャーセンターのスタッフが出勤したので、早速許可証を発行してもらい。竜神崎灯台より先の立ち入り禁止区域へ車を走らせる。



 立ち入り禁止区域には漁師小屋がいくつかあり、砂浜には網が干してある。

 そして、護岸工事でもしているのだろうか、工事箇所が数カ所。

 観光地という雰囲気はない。


 見られる鳥はやはりオオワシ。特に漁師小屋の周りに多い。 そしてカモメ。




 車で行ける最終到達地点から岬の先までは結構な距離。往復するには相当な時間がかかりそうだ。

 車内からしばし双眼鏡を覗くが、小鳥が飛んでいる気配がないので、引き返すことにした。




 その場で識別することはできないが、「カモメ識別ハンドブック」を購入してあるので、後でトライしてみようと証拠写真を数枚。













 帰宅後、図鑑と見比べるが、見れば見るほど分からなくなる。

 ここに登場するのは、セグロカモメ、シロカモメ、カナダカモメあたりなのだろうか。




 ネイチャーセンターに戻り、トドワラ方面に歩いてみることにした。トドワラとは、トドマツ林の跡で、立ち枯れの木が何本か立っている。

 朝方、その方向に向かって小鳥の群れが飛んで行ったのを確認している。



 およそ30分程度でトドワラを目前にした休憩地点に到着。







 オオワシはこんなところでも風景に溶け込んでいる。


 ここから先は木道で、まだ先へ進めるが、フライトの時間が気になる。野付にいられるのは11時30分頃まで。 とても興味があったがここでUターン。


 ちなみに、ここまでの行程では小鳥の姿は見当たらなかった。



 再びネイチャーセンターへ。

 そのネイチャーセンターの裏で鳥の影。













 ツグミとシメに似た鳥。






 ネイチャーセンタースタッフによると空港には大きな土産物店があるわけではないというので、ここで物色。

 子供達のリクエストは北海道限定だというワンピースグッズ。売っていたので、クリアファイルとタオルを購入。


 空港には無かったので正解だった。


 センター内を見学していると、野鳥の情報掲示板を発見。

 先ほど引き返した半島の先端、そしてやはりUターンしてきたトドワラで、前日にユキホオジロが観察されている。


 さきにこの掲示板に気付くべきだった。後悔。

 次回は先に立ち寄ることにしよう。




 予定通り11時30分にはネイチャーセンターを出発。中標津まではほぼ1本道だが、国道に併走する脇道を散策しながら空港へ向かう。


 途中の林ではカラ類が群れに遭遇したが、確認はしていない。






 根室中標津空港は木を活かしたこじまりとした空港。

 就航しているのは全日空だけで、羽田からの便が1便と札幌からの便が3便あるだけ。



















 羽田から到着する837便。

 45分後、840便として14時05分に羽田へ向けて離陸する。




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根室・別海 鳥見紀行  その5

2011年02月02日 18時44分16秒 | 野鳥
 24日(3日目)。



 最終日。午後2時のフライトなので鳥見に費やす時間は限られている。

 当初の予定通り野付半島へ向かうこととしたが、時間を予定より早め、宿を6時過ぎには出発。


 朝食の準備をしていたおばちゃんに、理由を述べて朝食を辞退することを詫び、宿を後にした。

 朝食は「コンビニでおにぎりでも買います」と言ったら、それじゃあと言って、清算した宿泊料の中からおにぎり代を渡してくれようとするおばちゃん。

 ありがとう。お気持ちは確かにいただきました。



 前日ロケハンを済ませてあるので、野付までのペースは把握している。海に浮かぶ海鳥に目をやりながら、空の猛禽類に目を配らせながら車を走らせる。



 根室海峡に浮かぶ鳥は遠いので、ほとんど素通り。スコープが欲しい。


 空を舞うのは相変わらずカラスとトビばかり。



 やっと見つけたケアシノスリ(だと思う)。





 はっきりし識別できないので、北海道の野鳥は近寄っても逃げない、そんな気持ちで近寄ったらすぐに飛ばれた。




 野付半島には9時前に到着。

 まずは、ワシをゆっくりと観察したい。



 オジロワシ。




 オオワシほど個体数は多くなかったが、見つけさえすればゆっくりと観察できるのがうれしい。




 これはオジロワシかオオワシか迷うが、オオワシの若かな。















 師匠の言うように「掃いて捨てるほど」いたオオワシ。

 「石を投げればオオワシ」状態だ。


















 電柱の上で、食事中のオオワシ君発見。












 電柱の真下でカメラを構えるが全く逃げる気配なし。



 前日、歯舞漁港で見たオオワシ。

















 半島の先端、立ち入り禁止区域には、ネイチャーセンターで許可を受ければ車を乗り入れることができると聞いていた。

 しかし、9時前に着いてしまったのでネイチャーセンターはまだ無人。



 開館まで、周辺を散策することにした。

 ユキホオジロやハギマシコに会えればと…




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さようなら

2011年02月01日 20時49分41秒 | わが家のこと
 近年、義母と会うのは、何か特別なことがない限り年1回。年始のご挨拶のときだけとなっている。


 いままでは、夏休みに子供達を連れて行っていたが、健康状態から、お邪魔することが負担になるだろうと、遠慮する年が続いている。正月も日帰りがここのところの恒例。




 ちょうどひと月前、元気な姿を見たばかりだが、昨日、最後のお別れとなった。




 28日金曜日深夜、義母は逝った。 享年79歳。



 最近、脳に老化現象がみられ、やや健忘症がすすんでいたと聞く。日中の徘徊もたまに…。

 この正月は、私を見て、嫁から「誰だか分かる?」と問いかけられていた。嫁は少し前から介護のため実家に顔を出すようになっていた。




 先週は、義父がもともと悪い腰を痛め、義母の面倒が見られないので、デイケアセンターに短期入所し、帰ってきたのが金曜日。




 義父に発見されたのは浴室。先に就寝していた義父が小用で目覚め、隣にいないので探したところ浴室に浮いていたという。


 この日、義兄が夜9時前までは実家にいたらしいので、それ以降の入浴になる。普段ならとっくに就寝している時間。徘徊の一種だったのだろうか。


 検屍の結果、溺死ではなく心筋梗塞だったようだ。



 いまは事件性を疑うのだろうか、遺体は検屍に回されるし、発見者はもちろん、深夜にも関わらず集まった人間には事情聴取。預金通帳の確認や生命保険加入の有無……。それは土曜日早朝にまで及んだ。



 遺族としては「早く仏様を返せ」と抗議したくなるほど。



 義母は、結婚の挨拶に行ったときから私とは対決姿勢。嫁は末っ子なので特別な思いがあり、心配だったのだろう。

 対決姿勢というか、漁師町で育ったので、その口調から私にはそう聞こえていたのかもしれない…。若かった自分は、喧嘩を売られているとしか聞こえなかった。




 話すときには口元を尖らせ、皺が寄る。昭和の時代によく見かけた「梅干しばあさん」だ。


 腰が折れ始めたので、近年は会う度に背が縮んでいるように思えた。会うたびに嫁や子供達を案じて私にはお小言。口調は変わらないが、経年とともにその愛情が伝わってくるようになった。




 やはり漁師町で育ち、漁師としての経験もある義父は亭主関白の雰囲気を漂わせるが、その義父にものを云わせないよう機関銃のようにしゃべる義母。
 その攻撃に合うと言葉を発しない義父だが、その場を離れひとりでぶつぶつ言っているのは見慣れた光景となっていた。


 出棺時、その義父の激しい嗚咽にはまいった。

 おしどり夫婦だったんだ。




 関係を持った人の死はいつもつらい思いをするが、やはり身内は特にその感情が高まる。





 お義母さん、安らかに眠ってください。

 合掌。

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