関東東海地方が梅雨明けしたらしいです。
中国地方ももうすぐかな。
今日からしばらくパートはお休みです。
家にいる時間が長くなるので、極力体を動かすようにしないと脂肪がどんどん溜まっていきます。
先週、鬼ノ城を見学したついでに、「吹屋ふるさと村」に寄ってみました。
鬼ノ城からは、約50㎞。高梁市になります。
広島市からは中国自動車道、新見IC経由で3時間弱かな。
ここは江戸時代から明治時代にかけて鉱山の町として栄えた地区で、赤褐色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された街並みが有名です。
国道から入った道は2車線~1.5車線で急な峠を何個か超える道になります。
かなりの山の中に入っていき、こんな所にあるんかって感じです。
看板があるのでそれに従って進むと駐車場が現れます。
ふるさと村の町並みは、「一般車進入禁止」なので、下町観光駐車場に停めます。
この駐車場は無料で、トイレがあります。
全景を確認して、ここから歩いて街並みを見ていきます。
ベンガラとは、酸化第二鉄を主成分とする赤色顔料のことです。
この地方では鉱山から出た副産物で、木造建築物をベンガラで塗っています。
どの店も街並み保存に合わせた作りになっています。
ベンガラ色の通りには多くの店があります。
これはトイレ。
中にはストリートピアノが置いてあります。
電話ボックス
ここは、個人用の休憩場所で、過去と未来に電話が出来るということ。
和フォークの店
ベンガラ染めの工房
郵便局
喫茶店
旧片山家・郷土館(入館料500円)
傘屋(?)
診療所
ご当地サイダー
通りを巡る「たかはしグリーンスローモビリティー」。
R6.4/6~R6.11/30の期間、土日祝に運行していて無料で乗れます。
バス停
ここから200mほどで、旧吹屋小学校へ行くことができます。
旧吹屋小学校 校舎全景
この学校は、1857年に寺子屋として端を発し、2012年に閉校になるまでの約150年間、地域の教育施設として多くの子どもたちの成長に寄与してきました。
教室や廊下などが修復されていていますが、備品は当時のままです。
入校料500円を払って入ってみます。
校長室
教室です。 ランドセルが雰囲気を出しています。
せっかくなので、教壇に立ってみました。少人数学級。
黒板に街並みが描かれていました。
これはプール。小学生用なので浅いのですが、底に石が敷き詰められていました。
小学校の近くある自販機。
右端に見えるのが、ご当地キャラの「べんがらくん」。
こいつがしゃべるんです!
「いいよ~」と言うと、会話がスタートします。
べ:「こんにちは。どこから来たの?」
私:「広島からだよ」
べ:「誰と来たの?」
私:「ひとりだよ」
べ:「いいねえ。吹屋までどうやって来たの?」
私:「車だよ」
べ:「なるほど、吹屋のことをどうやって知ったの?」
私:「ネットで調べたよ」
べ:「ありがとう。このあとも吹屋を楽しんでね。」
通り自体は、アップダウンも少なく長いわけではないので、車いすやベビーカーでも見て回ることができます。
食事や喫茶もできるので、そういう店に寄りながらゆっくり歩いて回るのが良いと思います。
電話ボックスやストリートピアノなど一見見逃しそうな細かい所に、実は面白いものがあるのもいいですね。
お土産は、ベンガラ染めなどの小物や地酒の店もあったのでそんなものがいいかな。
旧吹屋小学校は入校料が必要ですが、きれいに復元・管理されています。昭和生まれ以前の方には懐かしいものを見ることができます。
土曜日の午後でしたが、観光客が多すぎないのも良かったです。
ご覧いただきありがとうございます。
夕菅(ゆうすげ)