広島県も北部は雪の便りが聞かれるようになりました。
もう少し秋を満喫したかったような気がします。
以前から行ってみたいと思っていた安芸太田町加計の「吉水園」に行きました。
広島市からは一般道(R191)でも1時間ちょっとで着きます。
吉水園は、江戸時代半ばに山荘として、佐々木八右衛門正任が作った廻遊式の庭園で、現在は加計正弘氏が所有しています。
この庭園は、1年間に初夏と秋の2回だけ一般公開されます。
●6月は、 第1土曜日・日曜日と第2土曜日・日曜日
●11月は、第2土曜日・日曜日と第3土曜日・日曜日
と決まっています。
1年のうち8日しか公開日がないので、なかなか都合が合わないと行くことができない場所です。
初夏はモリアオガエルの産卵が見られ、秋は江戸モミジの紅葉が見られます。
吉水園完成以来、多くの著名な人々が訪れているようで、近年では河東碧梧桐、山口誓子、湯川秀樹夫妻、岸信介などが来園されたということです。
駐車場はここには無いので、太田川交流館かけはし前駐車場(無料)に車を停めて10分弱歩いていくことになります。
この日は加計の「五サー市(ごさーいち)」というイベントが行われていました
中央はステージで歌や演奏、奥は屋台が出ていました。
ちょっと有名な「鯛焼屋 よしお」。朝から行列が出来ていました。
受付に入園料200円を払って、この入り口から入っていきます。
入り口のすぐ上にある吉水亭に靴を脱いで中に入ります。
外の景観を見るために作られたような部屋から紅葉や山並みを見ることができます。
まるで額縁の中のような風景が見られます。
江戸モミジは、紅葉半ばという感じで、ピークは来週くらいかなと思います。
庭園に向かう道のマンホールはモリアオガエル。
吉水園の少し下に保育園施設を改装した「木炭自動車とレトロ車館」に寄ってみました。
木炭を利用したエンジンを積んだ自動車の展示がされていました。
なぜか奥にホンダビートとスカイラインRSターボがあります。
昭和45年式 マツダT2000。運転席と荷台の間に、木炭エンジンを積んでいます。
昭和44年式 トヨタクラウン。リアトランクに木炭ガス発生機(?)。
昭和50年式 ジープ。
昭和44年式 マツダポーター
昭和39年式 ダイハツミゼット。
車に興味が無い人には「何なの?」っていう感じでしょうね。
昭和の初め、油が手に入りにくい中で木炭で一酸化炭素を作り、それを燃やして車を動かすなんてことをよく考えたものだと思います。
吉水園は広くないので、1時間もあれば写真を撮りながらでも十分回れるところです。
ただ、一般公開日が少ないため、都合が合えば一度訪れるのも良いと思います。
今度は初夏のモリアオガエルを見に来たいと思います。
ご覧いただきありがとうございます。
夕菅(ゆうすげ)
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