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不明を改めて恥じる

2015年05月28日 23時47分03秒 | 日記
40年前はHOST技術者として社会人をスタートした。
いつかはIBMOSであったOS/370の中身を知りたいと憧れ、日本の互換OS開発に従事する技術者と成っていた。IOUとスタンプが押された仕様書が出回り、auth-flagとは何だと幾日も議論した事もあった。

USからUNIXなるOSがあると風の噂で聞き、概要を教えてもらった。胸張って言えることでは無いが、当時UNIXの定義情報は皆文字情報、asciiコードで書くものだと知らされた。エディタさえあれば良いと言われ、失望した事を思い出す。

IBMOSでは定義情報をコンパイルしてバイナリ情報として格納するのがルールだった。毒され、洗脳され、人が読めない情報となるのが一番だと思っていた。誰でも読めるという事が我慢ならなかった。特定の人だけが情報を独占する事が正しいと思い込んでいた。自分を特別な存在としたかったのだ。あさはか!

ITでも何でも全て人の関わることは人の幸福実現だと思う。自分を特別に見せる道具ではない。

最近になって、本当に先人の努力に頭が下がる。
誰でも読めるものとして文字コードで定義情報を保存するという結論を、結果としてかも知れないが、黎明期から行ってきたUNIXの流れ、Linuxもだが、それは差別を嫌う心が感じられてならない。

ストールマンのバザールの話もようやく理解できた。最初は変な奴と思っていた。FreeSoftやGNUというムーブメント。大げさだが人類の夢の一部。

先人がいて、正しく継承する技術者がいて、現在がある。IT技術も平等に開かれる事が正しいと思う。
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