今日は雪、それも何年ぶりかの積雪になりました。用事があって午前中に車で出かけましたが、思ったより早く雨が雪に変わり、帰りにはかなりの雪になっていました。帰り道では、立ち往生している車を、何台も見かけました。
車のタイヤは、年数日しかない雪道走行に備えて、この季節にはスノータイヤにしていますし、オートマチックトランスミッションにはスノーモードというのがあって、雪道に最適な変速をしてくれます。しかし、これで備えあれば憂いなしとは言えません。事故の予防のために、いろいろな準備をするのは当然ですが、何よりもドライバーの細心の注意、集中が必要です。
それでも足りません。どんなに準備しても、どんなに注意していても、トラブルは起きるときには起きます。帰宅までは、246の交差点の手前で天皇陛下がお通りになるということで、交通規制されたこともあって、かなり時間がかかりました。それでもバス通りの路面はまだ良かったのですが、少し入った家の前はもう10cm近く積もり、その上駐車場の横の木が、雪の重みと風で倒れて駐車場を塞いでいます。車を止めざるを得ません。一度止めたら案の定、もう滑って発進できません。気がつくと、隣の家の前、少し登り坂になっているところで宅配便のトラックも、滑って立ち往生しています。
急いで木を起こして、応急の支えをし、車を駐車場に入れるのに必要なだけの雪かきをし、駐車したらすぐ宅配便のトラックの方の手伝いに行きました。トラックの所では、既に近所の方が何人か、トラックの下の雪をどけるなどを始めていました。私が参加してしばらくして、トラックは発進でき、走り出したトラックの窓からお礼を言う運転手さんを、近所の方たちと万歳をして、見送りました。運転が仕事のプロの方でも、トラブルは起こり得ます。そうなるとその解決には、他人の助けが絶対に必要になります。
診療にも同じことが言えます。どんなに前もって準備をしていても、トラブルを完全に防げるわけではありません。スタッフたちの力を借りながら、ささいなことも見逃さないように集中して、明日からまた診療です。
開業医を続けている限り、すべてのことを、診療を中心に行わなければなりません。そうでなければ、自分の目指しているレベルの診療はできません。テニスは診療に必要な体力を維持するため、学会に参加するのは診療に必要な知識を得るため、映画を見るのは疲れ衰えた精神をriseして、翌日の診療に備えるためです。しかし最近それが緩んできてはいないか。今年の目標は、初心にかえって、すべてのことを良い診療のために行うことです。このブログは、自分が楽しくてここまで続けてきましたが、無理に題材を見つけて書くようなことも多かったのも事実です。それでは、何の意味もありません。今年はおそらく、ブログの更新の回数は、減ると思います。