先月オープンした代官山の蔦屋に行ってきました。ジャズやクラシックが充実した音楽フロア、名作やDVD化されていない映像作品まで揃う映画フロアなど、という宣伝に惹かれたのです。
確かに、音楽、映画、書籍の販売の新しい方法を模索するツタヤの意図は理解できるのですが、私が欲しいなと思っているサービスの方向とは、違うという印象でした。店舗もスタッフもとてもお洒落でかっこいいのですが、本当は音楽や映画を手にいれるサービスそのものがかっこいいもの、便利で楽しいものであって欲しいのです。それでも、現在近所の店やインターネットでは手に入りにくいジャズとクラシックのCDを数枚借りられたので、感謝しなければならないのですが、もう一度行くことはないでしょう。
あざみ野から大井町行きの急行に乗れることを、今日初めて知りました。自由が丘まで乗り換えずに行けるのは便利です。いろいろなことが便利になっていきます。あとは手に入れた便利さで得られたものを、どう生かすか、どう自分の中に吸収して、世の中に還元するかが、本当の課題です。
なお、超訳ブッダの言葉によれば、”映画やコンサートなどの、自分の内面から目をそらすような娯楽に行くときばかり同行するような人は真の友ではない”そうです。なるほどとも思いますが、私は映画や音楽には、娯楽以上のものがあると思っています。