Googleの検索ページは、その時々で、遊び心のある工夫をしてくれています。昨日(10/15)は、リトルニモがテーマでした。絵を見ただけで”リトルニモ”だ、と分かったのですが、何で知っているのかが思い出せません。記憶力のいい若い頃に見た記憶が、脳の片隅に残っていたわけですが、この独特の絵柄、ニモのベッドの足が伸びて歩き出すシーンも記憶しているのですが、どこで見たのだろう。
ググってみると、アメリカでは広く人気のある漫画とのことです。107年前の10/15に始めた出版された、その記念日が昨日でした。日本では小野耕世さんの翻訳で1976年にパルコ出版から単行本が出版されたとのこと。そうするとこの頃に見たのでしょうか。この頃田舎から上京してきて、いろいろな文化に触れた中で、アメリカのコミックについての小野耕世さんの著作も、いくつか読ませてもらいました。
また、日米共作で制作されたアニメが1989年に公開されたとのこと。それを見たのでしょうか。あるいは、見ていなくても、キネマ旬報あたりで特集されたのを、読んだのでしょうか。この映画は、1978年から企画がスタートし、アメリカ側の制作者をジョージ・ルーカスに依頼して断られ、ルーカスに紹介されたゲーリー・カーツ(スターウォーズの制作)が制作者となり、脚本はレイ・ブラッドベリらに依頼されました。ディズニーの長老アニメーターを顧問に、日本からは高畑勲、宮崎駿らが参加しました。日本側の監督として予定されていた宮崎が去り、一度は監督に就任した高畑も辞めて、米国側の主導で完成したものの、日本でもアメリカでも、興行的には大失敗に終わったとのことです。
いずれにせよ、20年以上、もしかすると30年以上前に見た画像がこれほど鮮明に記憶に残っているのに、いつどこで見たかが分からないとは、記憶とは不思議なものです。
そして今日は、田中久重(からくり儀右衛門)生誕213周年とのことで、この画像です。リトル・ニモ、からくり儀右衛門と続くと、Googleのスタッフたちが、どのようなことに興味を示すのかが、分かるような気もします。そしてこの趣味は、私もけっして嫌いではありません。