耳鼻科の冬の真っ最中、日にもよるのですが、午後の診療も終わるのは7時頃になります。この数年、クリニックの忘年会は、やっていません。開業したばかりの頃はやっていましたが、終了間際に急患が入って、すべて終わって会場に着いたら8時過ぎだったということもありました。仕事で疲れ切ってから、8時過ぎからの忘年会というのは、辛いものがあります。年末年始の休みで、いろいろな感染症が一段落するので、忘年会の代わりに新年会をしようと思うのですが、それも毎年はできないでいます。来年はやりたいものです。
この時期、診療中は集中しており、全く疲れを覚えませんが、診療が終わったとき、はじめて疲労を感じます。でも診療が終わってもその日の仕事が終わったわけではありません。会計事務のチェック、郵便物のチェック、メールのチェック。その日紹介いただいた患者さんについて、返事の手紙。近々他院に紹介する方の紹介状。
診療中気になったことがあると、その患者さんのカルテを全部診療後に渡してもらうようにしています。詳しく知らない他の科の病気を合併している方、お話しした内容を診療中にはすべてカルテに書き切れなかった方、症状などに気になることがあった方、治療経過の整理をしておきたい方、などのカルテです。その日の疑問は、すべてその日のうちに解決しておこうと思うのですが、疲れているときのこの作業はけっこう気力を振り絞らなければなりません。
昨日は、新しい器械が納入されました。と言っても、以前からある高周波メスを新しくしただけです。前の器械も、現在のところ全く問題なく使えていたのですが、耐用年数を過ぎたので、万が一事故が起きたら大変ですから、買い換えました。これも使用頻度から計算すると赤字になるのですが、鼻出血の止血、鼻入口部などの皮膚の傷を残さないようにする手術、レーザーが有効でないアレルギー性鼻炎の手術など、必要な器械です。
昨日の夜は、この新しい器械の動作確認にも時間を取りました。