(まーた変なタイトルを)
1994年にマリ共和国で発見された新しい種類のガーネット。名前はそのまんま「マリ・ガーネット」。素直でよろしい。(偉そうに言うんじゃないw)
「グロシュラー(灰礬柘榴石)とアンドラダイト(灰鉄柘榴石)の中間に位置する固溶体」だとか。灰鉄礬柘榴石? なんかお経の世界。「灰!鉄礬柘榴石阿耨多羅三藐三菩提」とか。(あほ)
やれやれ。ガーネット名前大杉と前に書いた。書けば覚えるかと思ったけど、じぇんじぇん覚えられていない。グロシュラー、グロい、くらい。(おいおい)
さらにグロとアンドラの中間だと? もうやめて、何とかの何とかはゼロよ。(知らないなら使うなw)
鉄が多い、つまりアンドラに近いと茶色になるけれど、グロ寄りで明るい緑~黄色のものが高価値とされる。純粋なものは高い。これは夕星庵さんで貧石価格で出ていたもの。
すごく特色があるというわけではないけど、黄金色に微妙なプレオクロイズムが入る。
なかなか素晴らしいんじゃないでしょうか。
* * *
で、改めて考えた。もっと覚えやすい略語にすればよろしい。
ガーネットは基本4つ。
マグパイ(パイロープ・苦礬)
Mg3Al2(SiO4)3
| (固溶体あり)
テツアル(アルマンディン・鉄礬)
Fe3Al2(SiO4)3
| (固溶体あり)
マンスペ(スペサルティン・満礬)
Mn3Al2(SiO4)3
カルグロ(グロシュラー・灰礬)
Ca3Al2(SiO4)3
| [ツァボグロ(ツァボライト)]
| [ヘソグロ(ヘッソナイト)]
|★以下は変わり者。
|(固溶体)
マリグロアン(マリ・ガーネット)
Ca3(Al,Fe)2(SiO4)3
|(固溶体)
カルテツアン(アンドラダイト・灰鉄)
Ca3Fe2(SiO4)3
[デマアン(デマントイド)]
カルクロウバ(ウーヴァアイト・灰クロム)
Ca3Cr2(SiO4)3
ふう。[ ]内は宝石名。
ちなみにマグパイ・テツアルは苦鉄質でずっしり系造岩鉱物。パイロープ、アルマンディンはやっぱり暗い感じになってしまう。一方マンスペ・カルグロは軽い。
はい、みなさんご一緒に。「マグパイ、テツアル、マンスペ、カルグロ。グロの変種にマリグロアン、カルテツアン、カルクロウバ。宝石名ではツァボグロ、ヘソグロ、デマアン」。
これで覚えるでしょう。(覚えねーよ、つかかえってうざいわw)
そうかなあ。せめて最初の4つなら覚えられるんじゃないかな。実際あちきはもう「パイロープ」なんて言うのをやめて「マグパイ」にしてるよ。(三日で忘れるんじゃない? つか一週間したらこんなこと書いたことも忘れてそうw)
いやいや。繰り返しましょう。「マグパイ、テツアル、マンスペ、カルグロ」。(呪文かよ)
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