元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

植村邦彦「市民社会とは何か」読了。アリストテレス時代から現代まで、時代の状況に合わせて定義が変わった過程を丁寧に解説した、とてもわかりやすい名著。

2021-06-03 20:25:00 | 読書
植村邦彦「市民社会とは何か」読了。アリストテレスの定義から、ルソー、スミス、ヘーゲルを経て、マルクスへと、その時代時代の状況に合わせて定義が変わった過程を丁寧に解説した、とてもわかりやすい名著。
そして、自助(自己責任)の新自由主義時代の現代は、政府が公助(社会保障や福祉など)を削る穴埋を自助と共助(家族からNPOの活動など様々)が補完する公共的活動を意味するようになってしまった「市民社会」。結局、よりよい社会を目指して、他人と協力する公共的な場が不可欠なのであるが、その場を市民社会と呼ぶにはあまりに歴史的定義と違う。

三渓園に行ってきた。大池周辺には初夏を感じるハナショウブ (花菖蒲)が満開であった。紫に白にピンクと綺麗に気品を保って咲いている。

2021-06-03 13:45:00 | 横浜
三渓園に行ってきた。大池周辺には初夏を感じるハナショウブ (花菖蒲)が満開であった。紫に白にピンクと綺麗に気品を保って咲いている。木陰のベンチに座って、ボケっと時が過ぎゆくのも忘れて、見入っているのもいいねぇ。















デジタル庁の情報システムへの入札制限などのルールに関する検討会

2021-06-03 08:44:11 | 時事エッセイ
政府は「デジタル庁の情報システムへの入札制限などのルールに関する検討会を設置すると発表した。弁護士や大学教授ら5人の専門家で構成される」と発表した。その専門家会議には、システム監査学会などの現場の専門家もぜひ含めて、デジタル庁だけでなく、全ての公共機関の開発案件に適用するルールであって欲しい。
また、入札にあたっては、
 ・ 開発するシステムの要求仕様書(とても重要)をオープンにして、多くの国民(特にシステム開発関係の専門家)の意見を参考にするパブリックコメントを実施して、その結果を反映させる仕組みが必須。
 ・ 開発費だけではなく、最低でも運用費(バージョンアップやエンドユーザートレーニングなど)を含める。特に最近の開発案件には、OSなどのバージョンアップに十分対応できていないケースが多い。
 ・ ソフトウエアの開発は、過去の開発物が活かせるような政府共通のAPIをまず定義して活用する。当然、要求仕様書に記述されるべき。
 ・ 個人情報流出などのセキュリティ事故対応のプロセスも要求仕様書に記述されるべき項目。

また、開発運用後は毎年、様々な会計監査だけでなく監査(システム監査、セキュリティ監査、品質監査など)を受ける仕組みが必要。

今日のジャズはスタン・ゲッツを聴いている。アルバムは「Gtez For Lovers」。ビル・エヴァンスやオスカー・ピーターソン・トリオとの共演など、聴きごたえ抜群のアルバムである

2021-06-03 08:00:48 | ジャズ
今日のジャズはスタン・ゲッツを聴いている。アルバムは「Gtez For Lovers」。ビル・エヴァンスやオスカー・ピーターソン・トリオとの共演など、聴きごたえ抜群のアルバムである。ジャズの巨匠たちを改めて聴いいる今週だけど、やっぱりスタン・ゲッツも最高。本当に最高。