
米作りは趣味という事にしているが、本来趣味ではなかなか出来ない
仕事である。
しかし米を作るコストと収入を比較すれば、仕事としてはなかなか
成立しないので、趣味という事にしている。
何故作るかといえば自分の作ったおいしい米を食べられるという事と
実際農作業として楽しい面も結構多いからであろう。
しかし楽しく農作業をするためには絶対条件がある。
ある程度1人でかつ楽しく米作りするには農業機械はどうしても必要と
なるのだ。
昔は田植え、稲刈りともなれば10人近くの親戚の人たちに来てもらって、
いっせいにやるのだが、結構な重労働であり、その食事の接待に母親たち
があたふたしていた事を思い出す。
それを今は1人でやっている。
それも昔と比べれば格段に楽な仕事として。
機械のおかげである。
しかし機械は価格が非常に高い。
一連の米作りには絶対必要な機械としてトラクタ、田植え機、コンバイン
の基本機械がありどれも一番安い機械で150万円近くする。
それ以外に小型の機械が数点、農具、資材など多数必要となる。
私の場合は父から全て譲り受けたので今、こうやって米作りを出来て
いるわけである。
逆に言えば後継者がいないためにこういった資産や農地がだめになって
いくのは大変もったいない事である。