信州の旅(松本山雅遠征)・・その5・・雨の上高地

2014-10-21 17:17:31 | 大分トリニータ
信州松本 5日目
今日は台風19号の影響からか朝から雨が降っている。
でも気にしない。
晴れには晴れ、雨には雨の景色を楽しめればいいと思っている。
人生、前向きに生きたほうが楽しい。

今日のツアーは8人。
多分、若いであろうカップル2組に2人掛けの席をゆずり私達4人は一番後ろの席に陣取る。
上高地に向けて、さぁ、出発。
途中、地図を渡され各々でコース決める。
決められた時間は3時間。
アギーレ隊長の提案でまず「大正池」で下ろしてもらう。
そこから「田代池」→「田代橋」→「ウェストン碑」→「河童橋」→「バス乗り場」のコースに決定する。
通常の速さで歩けば1時間かかるところを散策しながらゆっくり3時間かけて歩く。
最近、血糖値が高いと言われている私にはピッタリなコースだ。




「大正池 到着」
9時20分 大正池に到着
この池は国の特別名勝・特別天然記念物に指定されている。


雨がひどくなったので「トリニータ」のポンチョを着る。
ツアードライバーさんに写真を撮ってもらう。
実はこのドライバーさんが凄い人だったと最後の最後に知ることになる。
それは後ほど(笑)




池は、活火山である焼岳が1915年に噴火し、泥流によって梓川が堰き止められて形成された。




池にある立ち枯れの木々の景観は、1928年に「上高地」が史蹟名勝天然紀念物保存法による「名勝及ビ天然紀念物」に指定される際の理由の一つとなった。




「クマに注意」のカンバン。
まさか、こんな観光客の多いところにクマなんて・・・と思っていた私のアンポンタン。



雨で滑らないように慎重に渡る。



もし横道にそれると元に戻れないくらい誰の手も入っていない。



分かれ道には必ず「看板」がある。
我々は左側「田代池・河童橋」の方に行く。




「焼岳」
焼岳は隣接する白谷山、アカンダナ山、割谷山と共に焼岳火山群を構成する。
現在も活動をしているのが焼岳である。
この焼岳は飛騨山脈の中では最も活動の激しい活火山で、約2000年前には最新のマグマ噴火を起こしている。
付近では1968年、1990年、1998年、2011年、2014年などたびたび地震群発を観測している。 
さらっと書いているが書きながら手が震えてしまった。             




「上高地 冊子」
上高地の自然と情報を紹介した冊子を1部100円で販売している。
このお金は上高地の施設維持管理や、美化清掃に使われる。



ここは、標高1500m。
上を見上げると手付かずの木が襲ってくるような錯覚さえしてしまう。



「ツキノワグマ 情報」
10月10日(3日前)大正池ー田代湿原の間でツキノワグマ 3頭が目撃されています。
の看板を見つけてしまった。
甘かった。 やはり近くにクマはいるんだ。 



我々の狼狽振りがわかろうというもの(笑)
いやいや、笑ってはいられない。
「そうだ大声で歌おう」  
「ここに人間がいることをクマに教えようよ」 
「トリニータ・オーレがいいよ」と嫁。
「いやいや、大丈夫。 あなたの大きな声でクマはここに人間がいることを認識したから」と・・・控えめに教えてあげたやさしい俺(笑)




クマを警戒しつつ・・・




周りの景色を楽しみつつ・・・



「田代池」まで100m。



「田代池 到着」
田代池は隣接する大正池とともに、大正時代に焼岳 (2,455 m) の噴火により流れ出た溶岩が梓川左岸の支流である千丈沢をせき止めたことでできた浅い池。
周囲は湿原になっている。
六百山や霞沢岳からの伏流水が湧き出ている。



周囲は猿などの動物が多く見られる。
水面に北アルプスの山並みが映るほど、水の透明度が高く、イワナなどの川魚が生息している。



この写真を撮ってくれたおばさまたち(5人)としばし、大分トリニータの説明?をして別れた。
プロのサッカーチームなんだということは理解していただいた(笑)
写真を撮っていただきありがとうございました。




この頃になると雨も上がりポンチョが暑くなってくる。




ここが分岐点となる。
どちらに行っても合流はするんだが我々は迷わず「梓川コース」に進む。




しばらく歩くと・・・



また、分岐点。
寄り道が大好きな我々は行き止まりの「梓川川原」へ向かう。



「梓川川原 到着」
水の綺麗さが違う。
周りの緑が川面に映えて・・・


川の水が緑に見える。




「植生保護のために立ち入らないで下さい」という看板をたくさん見かける。




我々は恐くてとてもとても決められた道以外には行けないのだが。



この木を見てどう感じるだろうか?
私は生きることの強さを感じたのだが・・・



上流に行くに連れて川幅が狭くなってきた。



ここで「女子2人」が川原で手を洗う・・・・
突然目の前にクマが・・・・・なーんて話は映画の中だけなんだろうな、きっと。



「田代橋 到着」



「おつかれさま」とサルが出迎えてくれた。




田代橋から上流を望む。




「ルミエスタ ホテル」を抜け川が蛇行したところに・・・



「ウェスタン レリーフ」
ウォルター・ウェストンは、イギリス人宣教師であり、日本に3度長期滞在した。
日本各地の山に登り『日本アルプスの登山と探検』などを著し、日本アルプスなどの山及び当時の日本の風習を世界中に紹介した登山家。
死後、日本の山を世界中に紹介したことなどを称えて、日本の各地でウェストンの記念碑、レリーフなどが設置されている。



いろいろなところに寄り道をしたために時間が少なくなってきた。



「河童橋」を目指して急げや急げ。



ところが目の前に広い川原が見えた。
時間が無くても好奇心満載の我々。
すぐに寄り道を(笑)



こんなところにトリニータの守護神「亀」が・・・
と思ったら「アギーレ隊長」の作品だった。



残りの時間  20分。
オーイ! 嫁! 急げよ!・・・なーんてセリフは心の中(笑)




河童橋まで残り 500m。
間に合うか?




残りは直線コース。
走るか? 走るか?  そんな体力・・もう無い。




残り 10分。
あ!  見えた!





「河童橋 到着」



時間もそこそこに・・・
3人で記念写真。
ここでもいつもの「勝ち点 3」



「トイレ チップ制」
トイレはチップ制になっている。
当然、維持管理はかかるわけなので100円をお願いします。




「バスターミナル 到着」
集合時間12時20分ピッタリ。
さすがアギーレ隊長。




バスの前でトリニータのタオマフで写真を撮っていると「トトリサポさん?」の声が。
振り向くと別のバスのドライバーさん。
「松本山雅サポ」さんでアルウィンに来ていたとの事。
時間があれば話ができたのだがすでに他のお客さんがバスに乗っているのでゆっくり話ができなかった。
後ろ髪を惹かれる思いでバスに乗り込むと話の流れからバスのドライバーさんがカミングアウト(笑)
「田中隼磨の中学時代のコーチだった、3年間」
うえぇぇぇぇええ!
口あんぐり。
「横浜マリノスの選手だった」
どえぇぇぇぇぇええ!
心臓麻痺 起こすかと思ったよ。
そんな重要なこと朝から言ってよ。
頭の中がパニック。
「エート、エート、何から聞こう。何を聞いたらいい?」
頭の中、真っ白。
「アルウィン 凄いですね」・・ばかばか、そうじゃないだろう。
「J1に・・・」・・・もう、お前は何言ってんだ。
そのときのアホな俺に一日中説教したい・・・・・。
雨が上がっていたのにバスに乗り込んだとたんに大降りの雨に変わった。
ドライバーのKさん、「私は晴れ男ですから」て言っていた。
どうりで雨が止んだはずだ。
いや違う、こんな話ではないんだ。
Kさん、今度はゆっくりお話を聞かせてください。



「からくり時計」
結局、なにもしゃべれず 松本市内に帰って来た(笑)
時間はまだ早い。
このままホテルにこもる私達ではない
アギーレ隊長ご夫婦は国宝 松本城へ。
私達は市内散策へ。
「そうだ、からくり時計を見に行こう」




雨の中。 行きましたよ。
修理中。 泣きましたよ。



「松本市 時計博物館」
ならば動いている時計を見に行こう(笑)
 昭和49年、本田親蔵氏は、生涯をかけて収集した貴重な和洋の古時計コレクションを、人々に永く親しんでいただきたいと願い、松本市に寄贈された。



その後、市民から寄贈していただいた時計もコレクションに加わり、より充実したことから、さらなる活用を目指して、平成14年、松本市時計博物館が開館した。





【開館時間】午前9時から午後5時まで
 【観覧料】 大人(高校生以上)300円




草間さんデザインのバスを横目に見ながら・・・・



松本最後のお店に入る。


まずは「そば」を頼んで・・・



いつものように、このお店お勧めの「地酒」を聞くと・・・
「33酒あると迷いますね・・そんな時は特製サイコロで決めましょう」と言われた。



冗談を言う店員さんだな・・と思ったら、本当に33面体のサイコロを持って来た。
もう、笑った。
こんなユーモアのある店、大好き。
出た目は「10」



10番は 辛口純米 「喜久水」




おっと、忘れてはいけないのが「信州の珍味」
「イナゴ、はちの子、ざざむし」の3種類。
これを制覇せずに信州を出るなと言われた(笑)
ここに来た初日「居酒屋 一歩」さんで(はちの子、ざざむし)は食べた。
残り 一品 「イナゴ」
しげしげと見てはいけない。
経験でわかる(笑)
甘辛く煮た 「なにか」だと思えば良い。
食った。
よし! 制覇!



名残り惜しいが明日、信州松本を出る。
出会った方々、お世話になった方々、本当にありがとうございました。
予定を変更して明日は千葉に移動する。
明後日は銚子電鉄、犬吠埼でこの旅も完結となる。


信州の旅(松本山雅遠征)・・完結・・「銚子電鉄・犬吠埼」につづく





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