『ねぇ、トリニータの試合って何を持っていったっけ?』
神戸戦の用意をしていた嫁が話しかけてきた。
『とりあえず年チケとQRコードが入っているスマホとユニは持った…あと何だっけ?久しぶりすぎて全然分からんわ』
困った様子の嫁だったが、その口調は小学生が遠足に行く前日のようにウキウキとしていた。
『やっとみんなと逢えるんやなぁ』
この言葉ももう何度も聞いた。
サッカーを生で観ることができる。
もちろんそれもテンションが上がっている理由の一つだろうが、それ以上に大好きな仲間と会えることが嬉しくて仕方がないようだ。
勿論全員ではない。
来れない仲間もいる。
それでもスタジアムでしか会えない仲間と会うことができる喜びが、嫁の言葉の端々から溢れ出していた。
キックオフ5時間前、駐車場に到着。
今季初の"昭和電工ドーム大分"
雨に濡れたスタジアムに青いユニを着たサポーターが向かっている。
助手席の嫁が呟いた。
『やっとここに帰ってこれた』
///////////////////////////////////////////////////
マスク着用、検温、消毒とコロナ対策をしながら入場。
決められた席へと急ぐ。

私と嫁との間は3席空いている。
ソーシャルディスタンスを保ちながらの応援となる。

さまざまな制限はあるが、それらを納得してドームに来た以上しっかり守ろうと思う。

「中村 慎吾」さん ライブ
私のもう一つの楽しみはこの人「中村 慎吾」さんのライブ。
大分県臼杵市出身のシンガーソングライター。

彼が昭和電工ドーム大分で歌う「始まりのホイッスル」をYou Tubeで初めて聴いたとき鳥肌が立った。

慎吾さんのトリニータへの想いが、私の心に突き刺さった。

普段は笑顔が可愛い明るい青年。
その彼がトリニータのことを想いながら全力で歌う「始まりのホイッスル」
ぜひ一度聞いてもらいたい。

「始まりのホイッスル」(押すとYou Tubeへ)

///////////////////////////////////////////////
今季の選手紹介。
さんぺーちゃん、ついに禁断の被り物(笑)
サービス精神に脱帽!

本日の選手弾幕はいつもは相手サポがいるここ。
ビジター席が無いので360度すべてトリサポ…と思う(笑)

ということなので、ピッチ内練習前のお辞儀を(普段は)ビジター側にする「高木とムン」

選手を観れるだけでいい。
そう思っていたことに間違いはないけれど、トリサポになって10数年。
いつもの選手へのコールが無いこの寂しさ・・・

この思いは90分間、ずっと続いた。
それでもルールはルール。
きっちり守るのがトリサポクオリティ。

タイトな日程の中、選手の疲労も気になるところ。
トニーは今季初出場、初スタメン。
体を絞ってきている、と感じた。

前田も久しぶり。

前節出場のなかったレイも戻ってきた。
広島戦から6人入れ替えてきた大分。

再開後、鳥栖、広島に勝ち、2連勝中と勢いがある大分。

かたや前節、鳥栖に勝利し連勝を狙うスター軍団神戸。

その中でも一番嫌な古橋選手(敵として)に開始17秒。
スーパーボレーを決められた。
まさに電光石火。

あのスピードであのコースに決められたらこれは無理。
高木といえども止められない。

ということで、私の中でリセット!
古橋選手のゴール?
いやいや そんなの観てないし(笑)

あったけど、なかったことにしよう(笑)
なんちゃって!
選手もサポも切り替え、切り替え!

大分も負けてはいない。
8分、10分と相手ゴールを脅かす。
知念、さんぺー、知念と続いた分厚い攻撃は迫力があった。

早い時間に同点にしたい大分。
29分、若武者トモキがこじ開けた。
レイからのボールを浮かしたトモキがそのまま競り上がる。
さんぺーが相手DFと競ったときに線審が旗を上げたがプレー続行。

知念からのパスを落ち着いて右隅に流し込んだ。
(プレーを止めなかった主審、ナイスジャッジ)

トモキ、今季初ゴールが貴重な同点ゴール。
試合後のコメントで
「さんぺーさん(三平和司)と相手選手が競り合ってルーズボールになった時点で、さんぺーさんが勝ってくれると思っていたので信じて走ったら、いい感じに知念くんのところにこぼれてくれた。
知念くんからのパスも優しくて、冷静にGKを見ることが出来た」

これで1-1。
振り出しに戻した。

喜ぶサブ組。

大分は36分、トモキのクロスにタナタツがボレーシュート。
しかしこれは惜しくも枠の上。
39分の神戸の攻撃、藤本選手のシュートは高木が好セーブをみせた。

前半のアディショナルタイムにトモキがあわやゴールかと思わせるシュートを打つが惜しくも左に流れた。

攻守が目まぐるしく、人もボールも動く面白い試合だが声を出せないのが辛い。


トモキと古橋選手のマッチアップ。
ボールを持ったときのスピードと常にゴールを狙う姿勢は敵ながらあっぱれ。
本当に怖かった。

選手の声、監督の声、ボールの音が屋根が閉まったドームに響き渡る。

そのことがとても新鮮に感じられた。

前半が終わって1-1 ドローで折り返した。

/////////////////////////////////////////////////////////
さぁ、後半。

後半に入ると神戸の攻撃に大分は苦しめられる。
53分の古橋選手のシュートは高木の好セーブに助けられた。

56分 三平 和司 から 渡 大生に交代。

さらに65分 頭に負傷した香川 勇気 から 井上 健太に交替。
刀根 亮輔 から 三竿 雄斗に交替。
島川 俊郎 から 前田 凌佑に交替。
大分一度に3枚を替えた。

67分、大分チャンス。
タナタツとGKとの1対1の場面。
相手GKのファインセーブで追加点を挙げることができなかった。

75分。
神戸一気に4枚替え。
藤本 憲明 → ドウグラス
田中 順也 → 小田 裕太郎
菊池 流帆 → 渡部 博文
安井 拓也 → 佐々木 大樹

89分
大分は 知念 慶 から髙澤 優也に交替。

試合終了。
90分間の死闘は1-1のドロー。

いつもであればアウェーサポが陣取るビジター側から選手の挨拶が始まった。

神戸には勝ちたかったが、ドローでも十分。
逆に負けなくて良かった。

「どのチームよりも神戸”だけ”には敗けたくない」

じゃあ他のチームになら敗けても良いのか、などとチャカしてはいけない。
以前からそう思っていたわけではなく、考えてみるとやはりフジモンの一件からのようだ。
でもそれだけでもない。

神戸の総年俸「47億3060万円」
かたや大分は「3億5710万円」

神戸をどうこう言うつもりはサラサラ無いし、もちろん比べるつもりもない。

何が言いたいのかというと…

うちの選手頑張ってるじゃん!
めちゃくちゃ頑張ってるじゃん!

誰が出ても同じパフォーマンスができる大分の選手。

再開後。
九州ダービーで鳥栖を倒し、無敗の広島を敵地で逆転勝ちし、神戸に先制されながらも追いついた。

後半、神戸の猛攻撃にさらされながらも全員で守り抜いた。

コロナ禍の中、ステイホームを余儀なくされた。

その中でそれぞれの選手が自分に厳しく毎日を過ごしてきた、その結果が今の成績だと考えれば…

「やっぱり、大分の選手凄いわ」

試合後、藤本選手が挨拶に来てくれた。
「来ないかもしれない」となんとなく感じていたので来てくれて本当に嬉しかった。

//////////////////////////////////////////////////
セットプレーではなく流れの中で最終ラインから駆け上がったトモキの同点ゴール。
自宅に帰ってから何度見返したことか(笑)

マスクをしたままの応援。
声も出さず、手拍子もなく座って観るだけで果たして選手に想いが伝わったのだろうか?
来たくても来れなかった大切な仲間から託された想いに、自分は応えることができたのだろうか?
いつもは立って応援するのが自分のスタイルだが、初めて90分間座って応援した。
これが今だけなのか、ずっとこうなのかは分からないが、この場所に帰ってこれたことを今は喜びたい。
トリニータがある日常。
当たり前が当たり前でなくなった時に気づいた”平凡な日常の大切さ”
お互い大事にしたいものだ。
第4節を終えて
順位「7位」 勝ち点「7」 目標勝ち点まで残り「48」
頑張ろう 大分トリニータ!!
頑張ろう 大分12番!!
今節もご挨拶いただいた皆さんありがとうございました。
また私と嫁にといただいた誕生プレゼントも皆さんありがとうございました。
神戸戦の用意をしていた嫁が話しかけてきた。
『とりあえず年チケとQRコードが入っているスマホとユニは持った…あと何だっけ?久しぶりすぎて全然分からんわ』
困った様子の嫁だったが、その口調は小学生が遠足に行く前日のようにウキウキとしていた。
『やっとみんなと逢えるんやなぁ』
この言葉ももう何度も聞いた。
サッカーを生で観ることができる。
もちろんそれもテンションが上がっている理由の一つだろうが、それ以上に大好きな仲間と会えることが嬉しくて仕方がないようだ。
勿論全員ではない。
来れない仲間もいる。
それでもスタジアムでしか会えない仲間と会うことができる喜びが、嫁の言葉の端々から溢れ出していた。
キックオフ5時間前、駐車場に到着。
今季初の"昭和電工ドーム大分"
雨に濡れたスタジアムに青いユニを着たサポーターが向かっている。
助手席の嫁が呟いた。
『やっとここに帰ってこれた』
///////////////////////////////////////////////////
マスク着用、検温、消毒とコロナ対策をしながら入場。
決められた席へと急ぐ。

私と嫁との間は3席空いている。
ソーシャルディスタンスを保ちながらの応援となる。

さまざまな制限はあるが、それらを納得してドームに来た以上しっかり守ろうと思う。

「中村 慎吾」さん ライブ
私のもう一つの楽しみはこの人「中村 慎吾」さんのライブ。
大分県臼杵市出身のシンガーソングライター。

彼が昭和電工ドーム大分で歌う「始まりのホイッスル」をYou Tubeで初めて聴いたとき鳥肌が立った。

慎吾さんのトリニータへの想いが、私の心に突き刺さった。

普段は笑顔が可愛い明るい青年。
その彼がトリニータのことを想いながら全力で歌う「始まりのホイッスル」
ぜひ一度聞いてもらいたい。

「始まりのホイッスル」(押すとYou Tubeへ)

中村慎吾 - 始まりのホイッスル [ MUSIC VIDEO ]
リモートマッチから再開するJ1リーグ。
本当はサポーターの皆さんと
現地で直接選手の後押しをしたかった。
一人の歌うたいとして、
一人のサ...
youtube#video
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今季の選手紹介。
さんぺーちゃん、ついに禁断の被り物(笑)
サービス精神に脱帽!

本日の選手弾幕はいつもは相手サポがいるここ。
ビジター席が無いので360度すべてトリサポ…と思う(笑)

ということなので、ピッチ内練習前のお辞儀を(普段は)ビジター側にする「高木とムン」

選手を観れるだけでいい。
そう思っていたことに間違いはないけれど、トリサポになって10数年。
いつもの選手へのコールが無いこの寂しさ・・・

この思いは90分間、ずっと続いた。
それでもルールはルール。
きっちり守るのがトリサポクオリティ。

タイトな日程の中、選手の疲労も気になるところ。
トニーは今季初出場、初スタメン。
体を絞ってきている、と感じた。

前田も久しぶり。

前節出場のなかったレイも戻ってきた。
広島戦から6人入れ替えてきた大分。

再開後、鳥栖、広島に勝ち、2連勝中と勢いがある大分。

かたや前節、鳥栖に勝利し連勝を狙うスター軍団神戸。

その中でも一番嫌な古橋選手(敵として)に開始17秒。
スーパーボレーを決められた。
まさに電光石火。

あのスピードであのコースに決められたらこれは無理。
高木といえども止められない。

ということで、私の中でリセット!
古橋選手のゴール?
いやいや そんなの観てないし(笑)

あったけど、なかったことにしよう(笑)
なんちゃって!
選手もサポも切り替え、切り替え!

大分も負けてはいない。
8分、10分と相手ゴールを脅かす。
知念、さんぺー、知念と続いた分厚い攻撃は迫力があった。

早い時間に同点にしたい大分。
29分、若武者トモキがこじ開けた。
レイからのボールを浮かしたトモキがそのまま競り上がる。
さんぺーが相手DFと競ったときに線審が旗を上げたがプレー続行。

知念からのパスを落ち着いて右隅に流し込んだ。
(プレーを止めなかった主審、ナイスジャッジ)

トモキ、今季初ゴールが貴重な同点ゴール。
試合後のコメントで
「さんぺーさん(三平和司)と相手選手が競り合ってルーズボールになった時点で、さんぺーさんが勝ってくれると思っていたので信じて走ったら、いい感じに知念くんのところにこぼれてくれた。
知念くんからのパスも優しくて、冷静にGKを見ることが出来た」

これで1-1。
振り出しに戻した。

喜ぶサブ組。

大分は36分、トモキのクロスにタナタツがボレーシュート。
しかしこれは惜しくも枠の上。
39分の神戸の攻撃、藤本選手のシュートは高木が好セーブをみせた。

前半のアディショナルタイムにトモキがあわやゴールかと思わせるシュートを打つが惜しくも左に流れた。

攻守が目まぐるしく、人もボールも動く面白い試合だが声を出せないのが辛い。


トモキと古橋選手のマッチアップ。
ボールを持ったときのスピードと常にゴールを狙う姿勢は敵ながらあっぱれ。
本当に怖かった。

選手の声、監督の声、ボールの音が屋根が閉まったドームに響き渡る。

そのことがとても新鮮に感じられた。

前半が終わって1-1 ドローで折り返した。

/////////////////////////////////////////////////////////
さぁ、後半。

後半に入ると神戸の攻撃に大分は苦しめられる。
53分の古橋選手のシュートは高木の好セーブに助けられた。

56分 三平 和司 から 渡 大生に交代。

さらに65分 頭に負傷した香川 勇気 から 井上 健太に交替。
刀根 亮輔 から 三竿 雄斗に交替。
島川 俊郎 から 前田 凌佑に交替。
大分一度に3枚を替えた。

67分、大分チャンス。
タナタツとGKとの1対1の場面。
相手GKのファインセーブで追加点を挙げることができなかった。

75分。
神戸一気に4枚替え。
藤本 憲明 → ドウグラス
田中 順也 → 小田 裕太郎
菊池 流帆 → 渡部 博文
安井 拓也 → 佐々木 大樹

89分
大分は 知念 慶 から髙澤 優也に交替。

試合終了。
90分間の死闘は1-1のドロー。

いつもであればアウェーサポが陣取るビジター側から選手の挨拶が始まった。

神戸には勝ちたかったが、ドローでも十分。
逆に負けなくて良かった。

「どのチームよりも神戸”だけ”には敗けたくない」

じゃあ他のチームになら敗けても良いのか、などとチャカしてはいけない。
以前からそう思っていたわけではなく、考えてみるとやはりフジモンの一件からのようだ。
でもそれだけでもない。

神戸の総年俸「47億3060万円」
かたや大分は「3億5710万円」

神戸をどうこう言うつもりはサラサラ無いし、もちろん比べるつもりもない。

何が言いたいのかというと…

うちの選手頑張ってるじゃん!
めちゃくちゃ頑張ってるじゃん!

誰が出ても同じパフォーマンスができる大分の選手。

再開後。
九州ダービーで鳥栖を倒し、無敗の広島を敵地で逆転勝ちし、神戸に先制されながらも追いついた。

後半、神戸の猛攻撃にさらされながらも全員で守り抜いた。

コロナ禍の中、ステイホームを余儀なくされた。

その中でそれぞれの選手が自分に厳しく毎日を過ごしてきた、その結果が今の成績だと考えれば…

「やっぱり、大分の選手凄いわ」

試合後、藤本選手が挨拶に来てくれた。
「来ないかもしれない」となんとなく感じていたので来てくれて本当に嬉しかった。

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セットプレーではなく流れの中で最終ラインから駆け上がったトモキの同点ゴール。
自宅に帰ってから何度見返したことか(笑)

マスクをしたままの応援。
声も出さず、手拍子もなく座って観るだけで果たして選手に想いが伝わったのだろうか?
来たくても来れなかった大切な仲間から託された想いに、自分は応えることができたのだろうか?
いつもは立って応援するのが自分のスタイルだが、初めて90分間座って応援した。
これが今だけなのか、ずっとこうなのかは分からないが、この場所に帰ってこれたことを今は喜びたい。
トリニータがある日常。
当たり前が当たり前でなくなった時に気づいた”平凡な日常の大切さ”
お互い大事にしたいものだ。
第4節を終えて
順位「7位」 勝ち点「7」 目標勝ち点まで残り「48」
頑張ろう 大分トリニータ!!
頑張ろう 大分12番!!
今節もご挨拶いただいた皆さんありがとうございました。
また私と嫁にといただいた誕生プレゼントも皆さんありがとうございました。