骨折で延期になってた
ＣＴ検査を受ける為、
会社を午前で早退。
造影剤を注射することを除けば
痛くも痒くもない
検査だというのに、
朝から心が落ち着かず
臨書しても
気持ちがヨソにいっちゃってる。
胃が痛い．．．
閉所恐怖症なのに
あの小さな穴の中に
また入らんきゃいけんがーね。
検査室の前、
このまま逃げちゃえと
悪魔が囁いたり、
いやいや
これで病気が早期発見されるかも
しれないから受けとけよとか、
いったり来たりの
ズーンと沈んだ気持ちのまま、
だけど
永遠に名前呼ばれるなと祈る。
そんな大事の話じゃないろと
思わんでくだせー。
大概の人は平気みたいだね。
次々と名前を呼ばれては
検査室に消えていく。
さて
いよいよ、
○○○○さーん！
検査室に入り
だめ押しで、
左腕が骨折してるんで
万歳の姿勢できないんですけど
ＣＴ撮れますか？と訴える。
あ、腕が上がらないと
検査できないなという答を
期待したが、
あっさり大丈夫ですよと言われた。
最後の砦、崩壊！
あの．．．色々すみませんが
閉所恐怖症なんですけど．．．
でも１年前もＣＴ受けてるよね。
そうなんですけど、
忘れたっていうか
恐怖だけになっちゃって。
そうなんだ。
でも顔は装置に入らないから
たぶん大丈夫だと思うよ。
まあ、ここに寝てみて。
台が動き
顔が装置に入る寸前で止まり
検査の先生が言う、
ここまでしか来ないから。
あー、ホッとしたぁ。
１年前は顔までスッポリ装置に
入った気がしたがーけど
私の記憶違いらったがーね。
はい！
じゃあ、検査しまーす！
ガーーーッ！
台動く
動く
動く
止まんねー。
そして顔までスッポリ
装置に入った。