不自由な筆

キィーっ！

賞品の筆
書きにくいっ
勝手にどこ行くんだ
もう墨が絶えたのか

コシが強い
何の毛ですか
コリンスキーですか
お馬さんですか

でも
調和体書くには
オイシイ筆だったりして

期待一杯
使ってみます



なんてね
なんて事は有り得なかった

やっぱり
穂先が長くて
自由が利かない

私が筆の特性を
生かせないだけだけど

もっとデカい紙に
大らかに書いた方が
生かせるがーろかね。

仮名条幅書いただけ

太空１月条幅仮名課題は

花さそふ嵐の庭の雪ならで
ふりゆくものは
我が身なりけり

百人一首の
自分の老いを嘆いた歌
なんですと。

結構と漢詩や短歌の中に
花散る＝老いがあるけれど

ストレートに
老いを語るより
身に染み入りますわ。

その染み入った感じを
条幅仮名に表現したいが、
なんたって
文字を書く事だけで精一杯で

ただ書いただけ。

珍しく諦めず
かなりの枚数練習して
やっと
ここら辺でございます。

夜中になったんで
本日は終了。