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「最終回で見る吉川作品」を吉川英治記念館で見てきました。吉川英治(1892-1962)記念館は、彼が昭和19年(1944)から同28年(1953)8月まで青梅市柚木町(の西多摩郡吉野村)に住んでいた住まいを昭和52年に吉川英治記念館として開館しました。
吉川英治と言えば「宮本武蔵」ですが、現在はゲームなどの影響で「三国志」の方が有名かもしれません。講談社文庫で全8巻だったと思います。私は学生時代に全巻読みました。息子は一冊だけ読んだようです。多分、ゲームで出てきた戦いの部分だと思います。嫁さんは、吉川英治を知りませんでした。
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「最終回で見る吉川作品」は、有名な作品の最終回を集めて展示してます。「宮本武蔵」の最終回の生原稿も展示してました。最後の文章が有名ですが、説明には原稿、新聞、単行本と微妙に違うと書いてありました。
・原稿
波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は勝手に歌ひ躍る。けれど、誰か知らう、百尺下の水の心を。百尺下の水のふかさを。
・新聞
波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は勝手に歌ひ躍る。けれど、誰か知らう、百尺下の水の心を。水のふかさを。
・単行本
波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌ひ雑魚は躍る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。
撮影不可なので、メモ帳に手書きで写したので間違っているかもしれません。
吉川英治は、「宮本武蔵」を付けペンで書いたようです。
吉川英治記念館は、公開期間が3~5月と9~11月(未定)に限定されてます。入場者が落ち込み、大変なようです。青梅市への寄付が予定されています。
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吉川英治記念館は自宅から遠いので、車で行きました。往復で140キロでした。帰りは中央道を走りましたが、事故渋滞に巻き込まれて時間がかかりました。
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