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希望を追いかけて&女学生たちの青春 昭和館

2018-04-15 19:29:00 | 博物館・美術館・エンタテイメント・イベント

 「希望を追いかけて~フロリダ州立大学所蔵写真展~」と「女学生たちの青春~戦前から戦中、そして戦後へ~」を昭和館で見てきました。
 昭和館は、主に戦没者遺族をはじめとする国民が経験した戦中・戦後(昭和10年頃から昭和30年頃までをいいます)の国民生活上の労苦についての歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、後世代の人々にその労苦を知る機会を提供する施設です。

 「希望を追いかけて~フロリダ州立大学所蔵写真展~」は、昭和21年(1946)から25年2月まで日本に滞在した鳥類学者のオリバー・L・オースティンJr.(Oliver L.Austin,Jr.1903-1988)は、鳥類学者としての記録だけでなく、各地の都市や農村のくらし、そこに生きる人々の姿を写し出しています。本展ではフロリダ州立大学所蔵のオースティンコレクションから厳選した70点の写真と、関連の深い実物資料をあわせて紹介してます。
 展示された写真は、1.オースティンの日本での生活、家の庭での餅つき等、2.人々のくらし、鳥類の調査をするかたわら、オースティンはその土地にくらす人々の様子を写真に収めました。都市部の雑踏や、紙芝居に夢中になる子どもたち、お祭りの一日などです。3.戦後の東京の街並み、丸ビルや高島屋や同潤会の青山アパート(表参道ヒルズ)です。
 焼野原なのに、みんな穏やかな表情です。笑っている人もいます。戦争が終わって、安全になったからでしょうか?
 オリバー・L・オースティンが撮影したのはカラースライドで約1,000点ありそのうち750点は昭和館で見ることができるそうです。

 「女学生たちの青春~戦前から戦中、そして戦後へ~」は、戦争に翻弄され、銃後の担い手となった女学生たちの日常生活を所蔵写真の中からご紹介されてます。 勤労奉仕や訓練の時の表情は厳しいですが、放課後やクラブ活動の時では楽しそうです。こちらの写真はモノクロです。

 戦後すぐに鳥類を調べるために学者を家族と一緒に日本へ送り込み、超高額なカラー写真を本業の鳥類だけでなく、本来の目的とは関係ない写真を撮ることが出来たアメリカ、負けますわね。

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