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ゴエモンエビは食べられますが、身は少ないそうです 東工大 中村 龍平さん

2020-02-09 07:53:40 | 博物館・美術館・エンタテイメント・イベント

第8回 東京工業大学地球生命研究所 一般講演会「極限環境の生物たち ~生命の神秘に魅せられて~」でのお話です。

 ゴエモンエビは、地熱で熱せられた水が噴出する割れ目である熱水噴出孔(ねっすいふんしゅつこう、英語: hydrothermal vent)にある構造物であるチムニーに住んでいるエビです。チムニーは煙突みたいな形状です。
 チムニーは太陽光の届かない深海底にあります。ここでは熱水に含まれる鉱物資源を栄養にして生息するバクテリアと古生物が生息しており、それをゴエモンエビが食べて生きてます。光合成ではなく化学合成で生態系が維持されていることになります。これは太陽光の届かない木星や土星の衛星でも生物が生息していることも想像できます。
 お話は、中村 龍平(東京工業大学地球生命研究所 教授)さんでした。
 講演会が終わった後、先生に
「ゴエモンエビは食べられますか?食べることが出来たら美味しいですか?」と質問しました。
 先生のお答えは、
「食べることは可能ですが、身が少ないです。深海に住んでいるので、海上に上げると水圧が少なくなり、長生きできない」と丁寧に答えていただきました。
 演題は「深海底に潜む巨大電池 ~海底電流から生命起源の謎に迫る~」で、チムニーが電気を通すが熱は通さない物質であること。熱水と海水に挟まれて電気が発生しているとのことです。

 二つ目の演題は「極限環境生物 ~分子から探るその秘密~」でトシコ・イチエ(ジョージタウン大学教授)さんでした。講演は英語でした。同時通訳のブースが最後尾で、声がイヤホンだけでなく直接聞こえました。

 同時通訳のレシーバーが1個4万円もするらしいです。

>ところで、昨日会場でみなさまに同時通訳用レシーバーをお渡しいたしましたが、
>実は1台ほど見つかっておりません。会場のどこかに落ちている可能性がありますので、
>現在調べているところですが、今のところ見つかっておりません。

 翌日、1台見つからないとメールが来てました(^^:


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