サニテラの仲間達

退職を機に、自分は残りの人生で何をしたいのか心の声に耳をかたむけ山小屋生活を楽しみ、世界を歩く夢を実現したいと考えてます

第二の人生 友人からの連絡

2024-04-11 11:30:00 | 人生について
地元の小学生時代からの友人から連絡がありました。

彼は自営業ですが、今シーズンで仕事を辞めるとの連絡で時間も空くので今夏にでも遊びに来たいと言うものでした。以前も山小屋に1週間ほど遊びに来てくれていたので、次回は登山の準備もしてくるように話しました。まだ先の話ですが楽しみが増えました。彼は第二の人生スタートの記念旅行で奥さんと欧州発着の大型客船での船旅も予定しているようで、資料を取り寄せているとも話していました。欧州発着なら乗客も彼ら以外は全員日本人以外の外人でしょうから、ハリウッド映画に出てくるような世界のリッチな人々と接する機会も多いでしょうし、彼の第二の人生に大きな刺激が有る事だろうと思います。

先日、プライオリティーパスを紹介した地元の友人から、早速使いこなしている様子を写真を送って教えてくれました。現役の社長さんなので数泊のみの海外旅行ですが、忙しい日常を旅行でおおいにリフレッシュしている様子で羨ましい限りの写真でした。

二人共に、若い頃から超前向きな人生を歩んでいる事は知っていましたから、羨ましいほどの楽しい出来事を聞くと、私もとても嬉しい気分になりました。夢がある話を聞き、私も彼らに負けない様に更に前向きな生き方をしようと改めて思いなおしたりします。
私の第二の人生についても、当初の思惑とはかなり変化しています。でも今のところ確実に判ってきたことは、自分で思う程に健康で体力ある時間は残されていなさそうな事、思い立った時に前向きに挑戦していかないと、あっという間に肉体的にも精神的にも出来なくなってしまいそうだという事。

自分の心に問いかけて書き出した自分の一生でしたい事を、色んな理由を付けながら先延ばしにしていましたが、友人達からの連絡は、そんな私にパワーを与えてくれた様に思います。



第二の人生 老後の幸せって?

2024-03-08 08:49:00 | 人生について
はっと気づいたことがありました。

ネットで、定年退職したAさんの人生を取材した記事がありました。
詳しくは書きませんが、物語は大学受験失敗から始まり、就職も50人程の中小企業に入れてもらう様な感じ。しかし会社は時流に乗り1000人を超える大企業に成長して運があった。役員にはなれなかったものの会社勤めには満足している。60歳で会社に残る事も出来たが後輩から使われる事にプライドもあり定年を選択。定年後は若い頃の趣味のスキーやスキューバダイビングもやめていて、毎日する事が無く朝から酒浸りの日々。奥さんは2歳年上の社内結婚。奥さんの今の日常は午前中保育園のアルバイト、午後は以前勤めていたIT会社からの下請けSEの仕事を自宅で5時まで働き月給20万円程。そのお金で友人と食事や旅行と充実した生活を送っている。息子は大学生。Aさんは、やる気も失せて酒浸りの毎日のある日、奥さんからこのままでは身体に悪いと指摘され、ひどい胸やけもあった事から病院に行くと食道癌が見つかる。初期だった事、たまたま奥さんの知り合いに腕の良い医師の知り合いがいて紹介してもらい完治。奥さんと息子から心配されて自分が必要とされている事を再確認し、生きる希望が生まれ仕事をすることに。奥さんから近所のレストランを紹介され皿洗いと商品仕入れ担当で15時から21時まで働く事に。レストランは常時人手不足で50代のオーナーの70代の親まで応援に駆り出すほどだったが、63歳のAさんのアルバイトに大助かりで、Aさんも自分が必要とされることが、これほど幸せを感じられるものかと発見している。

年代が近い私が、最近娘の出産準備の為との言い訳でじっと家にいるこの状態に、なぜだか自分自身がしっくり来ていませんでした。

更に、追加で知り合いから送られてきたFBの投稿。
日本理化学工業の障害者雇用の始まりの頃の話。感動的な話ですが要点だけ。
50年ほど前に近くの養護学校の先生が卒業予定の子供を採用して欲しいとのお願いから話は始まります。社長も悩んだ末に何回も断りますが、先生の「それでは1週間の体験をさせて欲しい。働く体験だけでもさせて欲しい。そうでないと働く喜びを知らないまま施設で死ぬまで暮らすことになってしまう。私達健常者より、平均的にはるかに寿命が短いんです」この言葉を聞いて社長さんはお願いを受け入れます。1週間後に同社の社員が障害者の一生懸命な働く姿に感動し社員の総意として社長に採用をお願いし採用されます。社長はその後、少しづつ障害者の採用を増やしていきましたが、どうしてもわからない事がありました。それは、会社で毎日働くよりも施設でゆっくりのんびり暮らせた方が幸せではないかと思えたという事です。なかなかいう事を聞かず、ミスをした時などに「施設に返すよ」と言うと泣きながら嫌がる障害者の気持ちが分からなかったそうです。
ある時に法事の席で禅寺の坊さんに、その疑問を訪ねたそうです。すると「そんな事は当たり前でしょう。幸福とは①人に愛されること②人に褒められる事③人の役に立つこと④人に必要にされることです。その内②③④は施設では得られないでしょう。この3つの幸福は、働く事によって得られるのです」これを聞いて社長は目からうろこだったそうです。施設の中でのんびり楽しく、自宅でのんびり楽しく、テレビを見るのが幸せではない。真の幸せは働く事なんだと。

毎日無駄に時間をつぶしている私の頭にドカーンと大きな石をぶつけられたような感じです。人に必要とされていることで幸福を感じたAさん、障害者から教えられた②③④の幸せも仕事から得られる事。
そうは言っても私がこれから再就職する事は無理なので、せめて色々と言い訳言いながらやると決めていた事を先延ばしにしない事が、自分の幸せを感じられる事だと認識させられました。頑張らなくては!





第二の人生 日本人の健康寿命と平均寿命

2024-02-28 10:56:00 | 人生について
可愛い孫とお風呂に入っています。
そうするなか、先日言われてしまいました。私の身体についてしまっているシミを指さして「じいじ、ここどうしたの?ここも、ここも。痛くないの」。私も自分が小さな頃に、私の爺さんの身体についたシミを見て同じ疑問をもっていたので、自身の立場が逆転してしまった今を不思議な感覚で見つめています。不思議なデジャブ感覚です。

私の身体も順調に老化の道を進んでいるようです。自分の心の中の年齢は今でも30代後半から40代前半あたりなのですが、心の年齢と身体の年齢のギャップを未だに埋められずにいます。若い頃は心と身体が合致していて気分も良かったのですが、だんだんと心と身体の年齢ギャップが生まれ不思議な感覚になって行きます。

自分の残りの人生の時間を有意義に使わないとこの世に産まれてきた意味が無いとさえ思っています。2023年に厚生労働省が2022年分の日本人の平均寿命と平均余命を発表しました。それによると、男性の平均寿命81.05年、女性は87.09年で2年連続で前年を下回ったとの事。しかし、どうやって調査できるのか分かりませんが平均余命は、女性75歳は15.67年(前年比▲0.41歳)、男性75歳は12.04年(▲0.38歳)となっており、前年と比較すると短くはなっているものの、それぞれ寿命となると90.67歳、87.04歳と現在よりも長寿にはなるようですが、日本人の寿命もピークは過ぎて少しずつ短命の流れになっているようにも見えます。これから10年後の75歳の平均余命はそれぞれ数年ずつ短くなり、政府は100年人生とか言っていますが、実際は男女ともに現在と同じ寿命になりそうな気もします。なので子供や孫の世代の年金問題は案外と西側先進国並みに良い環境になっていそうで明るい未来が訪れる気がします。

厚生省データ

一方で、健康寿命は男性で70.42歳、女性73.62歳となっています。寿命と健康寿命の間が不健康期間という事になります。これは平均なので前後数年の個人差もあると思いますが、案外私に残された時間は少なそうで焦ってしまいます。私もこんな事を調べてる暇があれば、他にもっと生産的なことをとも思いますが。。。

因みに都道府県別の健康寿命だと
男性のトップ7は愛知県、静岡県、千葉県、茨城県、山梨県、長野県、鹿児島県で、ワースト7は青森県、高知県、長崎県、大阪府、岩手県、愛媛県、岡山県
女性のトップ7は静岡県、群馬県、愛知県、沖縄県、栃木県、島根県、宮崎県で、ワースト7は滋賀県、広島県、大阪府、福岡県、徳島県、香川県、東京都
特に地域性は無いような気もしますが、男女ともに健康なのは静岡県や愛知県、不健康なのは大阪府みたいですが何故なんでしょう。
厚生省資料

第二の人生 多言語出来たらなあと思う事

2024-02-19 07:30:00 | 人生について
山奥でも知った事。

私からみたら、ほぼ限界集落に近い山奥の村にも、日本でも有名なチーズを生産している牧場兼お店があったり、ご夫婦でやってる美味しいイタリアンのお店があったり、姉妹でやってる自然酵母の美味しいパン屋さんがあったり、週末だけ名古屋からご夫婦できて開店しているランチだけのお庭が美しい喫茶店、そして新蕎麦の季節になるとかなり遠くから大勢の人達が行列をなしてやってきたりするお蕎麦屋さんも多数あったりと、住んでみて初めて知った事が沢山あります。

そんな中で、今回はイタリアンのお店のオーナーについてです。
東京で食べたら5000円以上はするだろうと思われるお昼のセットで2500円。土曜の午前中のみ自家製パンの販売もされています。でもこんな山奥で村の爺さん婆さんはお客に来ないし、いったい誰が食べに来るんだろうと心配するほどですが、意外とこのお店で食べるために遠くからお客さんは来ているようです。特に土日祝日だと予約しないと入れなかったりもします。ご夫婦には小学低学年のお子さんもいるくらいの年齢の方です。ご主人は昔イタリアで修行していたとの事で本格的な食事を楽しめます。

小さな集落での噂話で、そのお店が一月ほどレストランをお休みすると聞きました。ご主人病気でもされたのかと思ったら、その間イタリアに行っているのでお休みとの事で、何年かに一度はそんな事があるそうです。それなら自分の腕を磨きに行かれているのかと思っていたら、日本の政府機関が開催している「日本の文化を広めるフェア」の通訳として参加されていると聞きました。航空運賃や滞在費などは全て開催者もちだそうですが、ボランティアなのか手当が付くのかは知りません。でもこんな山奥でも日本の為に活躍されている人がいたとびっくりするやら嬉しいやらです。イタリア料理の腕を見込まれてではなくて、通訳としてというところが味噌なんですが、ご主人もイタリア料理にもプラスになるでしょうから、帰国後にその成果を味わうのに私も客としての楽しみが増えました。
しかし、日本のフェアとして開催される催しに、なんでプロの通訳を使わないのか、通訳の人が必要ならなぜ色々と都合が良さそうな東京からではなくこんな山奥からなのか。今度、食事の際に聞いてみようと思います。

ご主人は修行時代のイタリア生活でイタリア語はマスターされていると思います。でもその時に得た言語が後になって通訳と言う形で生きて、更に自分の仕事であるイタリア料理にもプラスになるという素晴らしい運をつかんでおられる訳です。

私の好きなYouTubeに、KAZU Languagesチャンネルという若い日本人男性のが多言語で世界中の同年代の若者とネットで会話し、彼の多言語能力に相手がびっくりすると言うチャンネルです。彼は10ヵ国以上、噂では30ヵ国語を話せるとも言われていますが、彼のチャンネルを見ていると、彼ほど多言語ではないですが、案外世界には多言語を操れる若人が大勢いる事が分かります。見ているだけで世界が思ったほど近いし悪くはないと希望が広がります。

私は、娘達や甥っ子姪っ子にも小さい頃から外国語はこれからの時代では絶対に必要になるから、せめて英語だけは日常会話はしゃべれるようにしときなさいと言ってきましたが、結局のところ次女だけしか実現出来ませんでした。今やアプリを使うとどんな国の人ともコミュニケーションはとれますが、やはり自分の口から発せられる言葉で会話が出来れば世界はもっと近くなりそうな気がしますし世界はもっと平和になると思います。

孫には日本語、英語、スペイン語プラスαを操れる人になって、次の世界の世界平和と自身の人生のチャンスに活用して欲しいと、自分が出来なかったのに夢を託してしまう爺です!


第二の人生 映画を観て考えた老人について

2024-02-08 07:30:00 | 人生について
最近、人の死について感じることが有りました。

アマゾンで「PLAN75」という日本の映画を見ました。とてもショッキングな内容ながらすごく考えさせられました。日本政府が老人問題で75歳以降の老人に対しての安楽死を推奨し、希望者には国が相談に乗り専門の施設で安楽死するという制度。倍賞千恵子主演で、少しづつPLAN75に申込むしかないと言う流れになって行きますが、それが今の現実社会と妙に被り、その世界が近未来の様でもあり異質に感じないところがとてもショックでした。(実際にはこんな世界は絶対無いのですが)

今、現実社会でも社会保障で老人1人を現役世代2人で支えているなど言われ、老人は弊害の様なイメージ戦略が打たれているような気がしますが、本当に老人は社会の役にたったいないのだろうかと疑問を持ちました。

そこで自分なりに老人は社会の弊害になっているのかと考えてみました。
老人の貢献
1.現役卒業するという事は、自分の働き口を若い人に譲るという事。会社は若返り給料も安くなるので両得になる。
2.現役引退しても、衣食住等の費用は現役世代と同じく経済消費活動している。
3.平日旅行などの行動が増え、様々な業界の土日のピークの分散にも貢献。
4.孫の面倒などの応援で、働く現役子供世代が社会で働く事が出来るように陰から支える力になってる。
5.老後用に貯めた預金をせっせと使って経済消費している。逆に現役世代は老後の為に預金する。
6.小学生の帰り道防犯見守り等の地域社会に無償貢献している。
7.過疎化が進む田舎にも老人が住むことによってかろうじて町村が維持できている。
8.一度退職した後は、若者が嫌がる仕事も安い労働力として働いている。

老人の弊害
1.政治家などの一部業界では、定年せず次の世代に仕事を渡さない人もいる。
2.時間が出来、暇にまかせて変な宗教や政治活動に走る人もいる。
3.若くないので、見た目は美しくはない。
4.病気(老化)で病院にかかり過ぎて医療保険を使いすぎる。延命治療費用がかかりすぎるが、医療業界を支援しているとも言える。
5.生活保護を受ける割合が他の年代と比べたら多いかもしれない。
6.自分の身の回りの事が出来なくなった時に、老人ホームなどで若い人に費用を支払いお世話になる場合もある。

年金制度に関しては、国民年金制度は1961年4月からスタート、厚生年金制度が今の形になって行ったのは1944年からの様です。今の若い人が老人の年金を・・・と世代間論争を煽る様な報道が多いですが、全くお門違いな内容で国民の分断や若者の不満のはけ口に利用しているだけだと思います。(理由は長くなるので別の機会に)なので、貢献にも弊害にも含みません。

こうして列挙してみると、老人の貢献は素直にすっきり頭に入って来るものが多いものの、弊害については無理やり屁理屈で考えたようなものでした。

今回、映画を見て、老人はそんなにも世の為になっていないのかと思い、考えてみたら、老人になってもこれ程世の中に貢献していて、老害どころか逆に「コレまでよく日本の為に働いてきてもらった。そして今も日本社会に貢献していただいて感謝している。どうぞ残りの人生に幸せを感じて生きて欲しい」となるべき。私も堂々と自分の生きてきた時代の、生きた「語り部」として胸を張って人生を謳歌したいと思ったものでした。

PS。
因みに私が思う世代間の持つ意味は以下の様な事じゃないかなと考えました。
0歳~18歳:産まれて心身の成長の世代で夢と希望を他世代に与えてくれる時代。
19歳~30歳前:輝く美しさを持つ大人、社会生活の基礎を作る時代。
30歳~50歳:現役の中心世代で、日本を牽引してくれる機関車の時代。
50歳~65歳:徐々に次世代に譲り、第二の人生を考える時代。
65歳以降:第二の人生のスタート。この世に産まれてきた意味を感じ幸せになる世代でもあり、次世代の幸せを願う時代。