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主にTRPGリプレイの元ネタ集、プログラミング技術メモと自作ソフト、好きなゲームや音楽です。

DMDL EditorX機能紹介8:階層表示

2015-12-22 00:00:00 | PG(分散処理)

Asakusa Framework Advent Calendar 2015の22日目です。

拙作DMDL EditorXの機能紹介、今年最後は階層表示です。

dmdlファイル上でデータモデルにカーソルを合わせてからF4キーを押すと、階層ビューが開きます。
あるいは、右クリックしてコンテキストメニューを開き、「Open DataModel Hierarchy」を実行します。

データモデル階層ビューは、Javaのクラスの継承関係を表す階層ビューと似ています。
つまり、他のデータモデルを参照しているデータモデル(foo = hoge + {};とか集計モデルとか結合モデルとか)がある場合、参照しているデータモデルを階層表示します。また逆に、自分を使っているデータモデルも表示します。
(この検索は全データモデルを走査することになるので、ちょっと時間がかかります)

階層ビューは上下に分かれており、上はデータモデルの階層、下はプロパティー一覧です。
右上には親階層か子階層かを選択するトグルボタンがあり、表示を切り替えることが出来ます。

上側のデータモデルを選択すると、そのデータモデルのプロパティー一覧が下側に表示されます。
プロパティーをダブルクリックすると、そのプロパティーの定義箇所にジャンプします。
プロパティーを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。ここからもクリップボードへのコピー(機能紹介5を参照)やJavaソース上の使用箇所検索(機能紹介7を参照)を行うことが出来ます。


階層ビューのプロパティー一覧には、アウトラインページと異なり、そのデータモデルに含まれているプロパティーが表示されます。
アウトラインページには、そのデータモデルに直接定義されているものだけが表示されます。

例えば以下のようなデータモデル定義があったとします。

hoge = {
    hoge1 : TEXT;
    hoge2 : INT;
};

foo = hoge + {
    foo1 : TEXT;
};

fooに着目すると、アウトラインページにはhoge(データモデル名)とfoo1(プロパティー名)が表示されますが、階層ビューにはhoge1,hoge2,foo1(全てプロパティー名)が表示されます。

なので、データモデルに含まれているプロパティー一覧を見たい場合には、(データモデルの階層を見たいわけではなくても)階層ビューを開くという手が使えます。

コメント
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