岸田首相、31歳の長男・翔太郎氏を秘書官に

　岸田文雄首相は4日、首相の事務所で公設秘書として勤務している長男・岸田翔太郎氏（31）を政務担当

の首相秘書官に起用する人事を発令し、発表した。岸田政権発足から政務担当の秘書官を務めてきた山本高

義氏は辞職し、事務所に復帰する。


　起用理由について、松野博一官房長官は同日午前の記者会見で「人事は本人の人格、識見を踏まえ、適材

適所の考え方で行っているもので、個別の人事についてのお答えは差し控える」と述べた。（朝日新聞デジ

タル　10/4　火)


岸田政権は支持率が下がり続けているにも関わらず、さらに国民感情を逆なでするような理解できない人事

を実行しようとしている。日本の世襲議員は自民党で約３割（閣僚級自民党議員で５割）、日本以外の先進

国では５～１０％と他国と比較して突出して高い。世襲では所謂ジバン（地盤＝支持基盤）、カンバン（看

板＝知名度）、カバン（鞄＝財布、お金）を最初から持って、選挙に打って出るのだから、他の候補よりも

圧倒的に有利だ。


世襲議員の殆どは日本の未来など考えていない。自分たちの保身を図るだけだ。だから大企業、資産家に都

合のいい政策だけが優先される。将来に対する漠然とした不安や物価高に苦しむ国民のことなどはなから頭

にない。