この度の暗殺事件、返す返すもあまりにも手薄だった警護体制が悔やまれる。
下の写真は数年前、私が実際に当時の総理大臣であった安倍さんの演説を聞きに行った際のもの。
車上でマイクを持つ安倍さんは、眼光鋭い複数(分かり辛いが4人いる)のSPに囲まれ、車の下にもSPが控えている。
さらに、奥のビルの2階の窓からもSPが身を乗り出して目を光らせている。
これほどの警護がされていたのは、安倍さんが当時の現職総理大臣だったからだ。
「元」総理となってからは、警護が薄くなったのだろう。
けれど、今回の暗殺事件の際のSPがたったひとりというのは、あまりにも少なすぎる。
安倍さんは多くの国民の絶大なる敬愛を集めていた分、頭がいっちゃってる敵も多かった。また、総理の座を退いてからも現政権や世論への影響力も多大であった。それを考えると、他の「元」総理とは立ち位置が異なる。そのあたりを鑑みて警護体制をとるべきだったろう。
手厚い警護がされていれば、1発目の銃弾から2発目の発砲までのおよそ3秒の間に、安倍さんの横や後方に位置しているSPが身を挺して安倍さんに覆いかぶさるなどなんらかの行動がとれたはず。
奈良県警が記者会見で述べたように「痛恨の極み」である。